2012年8月26日日曜日
惠隆之介(めぐみりゅうのすけ)は日本のジェームズ=ボンドJames Bondである(と思ったんだけど……)
惠隆之介(めぐみりゅうのすけ)は日本のジェームズ=ボンドJames Bondだと思った。
「惠」は「恵」の本字体(ほんじたい)で、「隆」は、本当は、旁(つくり)の部分に、横線が入る。
さて、無料動画サイトYouTube(ユーチューブ)で、惠隆之介の講演が見られる。そこで語られる沖縄に関する言説から、興味が湧(わ)いたので、『誰も語れなかった沖縄の真実――新・沖縄ノート――』を読んでみた。
びっくりした。戦後の民主主義教育だけを受けていた者としては、驚愕(きょうがく)の事実が並んでいた。
情報源の秘匿(ひとく)があるから、すべての情報源を述べるわけにはいかない。かといって、左翼の連中の言説(げんせつ)にみられるような「辻褄(つじつま)の合わなさ」も、特には感じなかった。
そこで、『誰も語れなかった沖縄の真実――新・沖縄ノート――』の内容が、世間一般ではどう把(とら)えられているのかを知ろうと思って、アマゾンAmazon.co.jpの読者レビューを見た。
すると、つぎのようなことを述べている人がいた。ふりがなはこちらが勝手につけた。
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……少し冷静さを欠いている印象です。
事実に基づいた記述なのでしょうが、根拠が弱いものも多いと感じました。ご自身の足で稼(かせ)いだって感じがしないのも残念です。
著者は自衛隊御出身という事ですが、防衛大学校卒業後僅(わず)かの勤務で野に下(くだ)られた理由は何なのかな。もう少し国に貢献をなさってから語られた方が良かったかも知れません。沖縄の新聞社で敬遠された理由も分かる気がします。
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まず、「根拠が弱い」というのは、すべての情報源を公開するわけにはいかないから、無理な相談であるような気がする。
つぎに、「防衛大学校卒業後僅(わず)かの勤務で野に下られた理由は何なのかな」が、すこぶる気になった。
そこで、改めて、惠隆之介の経歴を見た。『誰も語れなかった沖縄の真実――新・沖縄ノート――』(2012年5月11日 第5刷)では、つぎのようになっている。勝手に改行して、掲載(けいさい)する。
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拓殖大学客員教授、沖縄国際大学非常勤講師。
1954年、沖縄コザ市生まれ。
78年、防衛大学校管理学専攻コース卒業。
78年、海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経(へ)て護衛艦隊勤務。
82年、退官(二等海尉)。その後、琉球銀行勤務。
97年、米国国務省プログラムにて国際金融、国防戦略等研修。
現在、積極的な執筆、講演活動を展開している。
著書に、
『海の武士道DVDBook』(育鵬社)、
『敵兵を救助せよ!』(草思社)、
『昭和天皇の艦長』(産経新聞社)
などがある。
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確かに、僅(わず)かの勤務で退官している。たったの4年だ。
ところが、1997年に、アメリカ合衆国の国務省プログラムで、「国際金融・国防戦略等研修」とある。
1982年に野に下った人間が、15年後の1997年にアメリカ合衆国の国務省で、国防戦略の研修を受けるわけがない。となると、琉球銀行勤務の間も自衛隊とはつながりがあったと考えるべきであろう。
琉球銀行は、もともとは、アメリカ合衆国軍事政府布令に基づく特殊銀行として設立されたものである。また、沖縄では、琉球銀行・沖縄銀行・開邦銀行の3行がほとんど独占しているらしい。
となると、そうした銀行に元・自衛隊員を勤務させ、中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国による、そうした銀行をつうじての工作員への送金らしきものを洗い出すというのは、国防上、必要なことであろう。
たとえば、澳門(マカオ)や香港、あるいはシンガポールなどからの不審な送金を洗い出すだけで、中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国の工作員の洗い出しはできるだろう。だから、中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国から資金をもらって左翼活動(さよくかつどう)している人々は、すでに、洗い出されているだろう。こうした人々は、スパイ防止法が制定されたら、一網打尽(いちもうだじん)にされるだろう。
不審な送金の洗い出しというような業務に携(たずさ)わっていた者のひとりが、惠隆之介なのであろう。
以上の話を当校の生徒たちに話したところ、だれもが、「辻褄(つじつま)の合う話」ではあると判断した。
ところで、惠隆之介は、諜報部員(ちょうほうぶいん)の仕事をしていたらしいと述べたところ、諜報部員がどういうものかわからないという。
そこで、映画や小説の世界でいちばん有名な諜報部員は、所謂(いわゆる)、スパイで、英国のMI6(エム・アイ・シックスMilitary Intelligence Section 6)所属のコード=ナンバー007のジェームズ=ボンドJames Bondみたいなものだと言ったところ、女子高校生たちは、「ジェームズ=ボンドみたいな人だと言われると、かっこよく見えてきた」「なんだか、男前だと感じる」などと口々に言った。
うーん、普通の感覚では、充分(じゅうぶん)に男前だろう。少なくとも、私よりは男前だ。
2012年8月21日火曜日
韓流ドラマを補助金つきで放送させたら、コンビニエンス=ストア=チェーンの本部が儲(もう)かったらしい。
韓国の国家ブランド委員会が、補助金つきで韓流ドラマを売り込んだところ、それに対して東京キー局(フジテレビ)が、ドラマの質ならびに視聴者の感情などを考えもせずに、飛びついた。補助金つきで、制作費がかからず、スポンサー料は従来のままだと、大儲(おうもう)けができるということになる。
ところが、番組の提供者(スポンサー)に対して不買運動が起こった。
不買運動の標的のひとつが花王であった。
ウェブ上だけで展開される花王製品不買運動なんてものは、世間一般の人は知らないだろうと思っていたが(実際、私の知る限りでは、ウェブに接続していない人はだれも知らなかった)、着実に国内での売り上げが下がり、それなりの損害を蒙(こうむ)ったようだ。
そうなると、巻き返さなければならない。
ところで、缶コーヒーの売り上げは何できまるのだろうか? 味だろうか? それとも、宣伝量か? じつは、缶コーヒーの売り上げは、自動販売機の台数と強い相関関係がある。
ちょっと考えてみればわかるが、「サントリーのBOSSのカフェ=オ=レ以外は飲まない」という強い拘(こだわ)りをもっている者は滅多(めった)にいない。コンビニエンス=ストアや自動販売機で売っているものを、なんとなく買うのである。
花王が売り上げを増やす方法は限定される。花王製品は自動販売機では売っていない。となると、スーパーマーケットやコンビニエンス=ストアでの売り場専有面積を増やすしかない。
スーパーマーケットではどうなのかは知らないが、うちの近所の複数のコンビニエンス=ストアでは、この頃、花王製品が占める棚(たな)の面積が増えた。
以前は、ライオンの「トップNANOX(ナノックス)」という液体洗剤を買っていたのだが、それがなくなり、花王製品になった。私はあまり拘(こだわ)りがないので、花王製品の「アタックNeo抗菌(こうきん)EXパワー」を買っている。
さて、花王製品のコンビニエンス=ストアでの売り場専有面積(せんゆうめんせき)が最近になって急に増えたということは、それなりのリベートを営業マンが出したのだろう。この場合のリベートは、売上割戻(うりあげわりもどし)ではなく、仕入割戻(しいれわりもどし)だろう。コンビニエンス=ストアでは、売れ残り商品を5割引きなどで売っているから、チェーン店の買い取りとなっているはずだ。
ということは、コンビニエンス=ストアのチェーンの本部だけが、仕入割戻(しいれわりもどし)というリベートで儲(もう)けているわけだ。
そうなると、ライオンの売り上げが下がってしまう。利益が下がれば、株主総会で批難されてしまう。対抗策として、花王よりもよい条件のリベートでお店の棚(たな)の専有面積を確保しなければならない。
花王対ライオンのリベート合戦(がっせん)が始まるわけだ。
韓国の国家ブランド委員会のせいで、ライオンが苦労するのは、可哀(かわい)そうに思ってしまう。
2012年8月9日木曜日
ブログを再開することにした。まずは宣言のみ。
ブログを再開することにした。そう決めたのは些(いささ)か以前のことだったが、宣言でもしないと一向(いっこう)に再開しそうにないので、まずは宣言することにした。
最低でも週1回の更新を目指す。
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自己紹介

- 掃除機庵主人
- 和歌山県, Japan
- 早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。
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