今の中学校の英語教科書に、フォーチュン=クッキーfortune cookieが登場する。そのときに、調べてみた。
フォーチュン=クッキーは、もともとは、北陸地方の神社で配られていた辻占煎餅(つじうらせんせんべい)がもとになっている。2つ折りの籤(くじ)が入っている。
萩原真(はぎわらまこと)という庭師(にわし)が、1915年にサンフランシスコで開催されたパナマ万国博覧会で出品し、広まり始めた。第2次世界大戦後、中華料理屋がこの煎餅(せんべい)を取り入れ、普及した。ところが、萩原は、辻占煎餅で儲(もう)けようとは考えていなかったので、特許取得や意匠登録をしていなかった。
今では、ごく普通の日本人はフォーチュン=クッキーはアメリカの中華料理屋が始めたものだと思っているし、日本の中学生用の英語の教科書でも、アメリカの中華料理屋でごく普通に見られるものとして扱っている。
インドネシアのJKT48の「恋するフォーチュン=クッキー」を以下に貼りつけておく。
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