「おもてなし」を耳にした外国の人はGoogleなんかで検索するだろうと思って、どんなイメージを獲得するのかを調べてみた。
「omotenasi」と訓令式ローマ字で検索すると忍者が出てきた。戦国時代の武将の画像が出てきた。外国の人には「おもてなし」の正体がわからなくなる。
「omotenashi」とヘボン式ローマ字で検索しても戦国時代の武将が出てくる。わけがわからんと思ったら、忍城(おしじょう)おもてなし甲冑隊(かっちゅうたい)だの、名古屋おもてなし武将隊だの、そういったものが出てくる。
外国の人からすると、「おもてなし」は謎の概念になっているのではないか?
ひらがなの「おもてなし」で検索すると、今度は食べ物の画像だらけになる。
そこで、つぎの有名な日本人ジョークを思い出した。
---
日本人を怒らせる方法
各国の政治家が集まって「どうしたら日本を怒らせることができるか」について話し合った。
中国の政治家が言った。
「わが国は潜水艦で日本の領海を侵犯した。それでも日本は潜水艦を攻撃してこなかった」
韓国の政治家が言った。
「わが国は竹島を占領した。それでも日本は攻撃してこない」
ロシアの政治家が言った。
「わが国はもう長きに渡って北方の島々を占領している。それでも日本は攻撃してこない」
それらの話を黙って聞いていた北朝鮮の政治家が、笑いながら言った。
「そんなこと簡単ですよ。我々が核兵器を日本へ使いましょう。さすがの日本も怒るでしょう」
すると、アメリカの政治家が首を横に振りながらこう言った。
「無駄だね。それ、もうやったもの」
---これが元ネタなんだけど、それに日本人が続きをつけ加えた。
---
どうしたら日本人を怒らせられるのか、各国の政治家は悩んだ。
「そういえば、愛知万博(あいちばんぱく)[=愛知万国博覧会(あいちばんこくはくらんかい)]では、弁当の持ち込みができないと、大騒ぎになって、持ち込みが許可されたな」
中国の政治家が言った。
「領海侵犯ではそれほど騒がないのに、毒入り餃子を輸出したときも信じられないくらいに騒いでいた」
「日本人は、食べ物以外では怒らないのか!?」
---
「おもてなし」の第一義として、「おいしい食べ物でもてなす」であるのが、日本人らしくて、私は好きだけどね。
ミシュランに掲載されているレストラン・料亭がいちばん多い都市は、パリではなく、東京であるし、1粒1,050円のチョコレートを売っていたり、コース料理がひとり63,000円で2人でないと受け付けない店があるし(2人で126,000円で、1回の食事でインド人の平均年収を超える)、200ミリリットルで1,470円の醤油が売られていたりする。ほかにも枚挙(まいきょ)に暇(いとま)がない。
それにしても、どういう経緯(いきさつ)から、日本人は食い意地のはった民族になったんだろうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿