2014年6月2日月曜日

日本が戦争に負けて申し訳ありませんという気持ちも、少しは持たなければならないのではないかな?

保守の人々には、大東亜戦争は大日本帝国の勝利であったという者が少なくない。

カール=フォン=クラウゼヴィッツCarl von Clausewitzの『戦争論』によれば、戦争の勝敗は、初期の目的が達成せられたが否(いな)かによって決まるという。

ならば、大東亜の植民地解放が大東亜戦争の目的であり、戦後、アジア諸国はつぎつぎと独立を果たしたのだから、実質的には、大日本帝国の勝利であったとする保守の人は少なくない。

しかも、連合国は、最終的にはすべての植民地を失った。

ところが、そののちに、チベット王国・東トルキスタン共和国・内モンゴル自治区が支那大陸の国家に組み込まれた。

東トルキスタン共和国は1949年に、新疆侵攻(しんきょうしんこう)を受け、チベット王国は、1950年に、チベット侵攻を受け、支那に組み込まれた。

支那の共産党政権が侵攻したとはいえ、日本の敗戦が遠因(えんいん)となっているのではなかろうか?

日本が勝っていれば、そういう事態には陥(おちい)っていなかった可能性もなくはなかった気がする。

そういうことを考えると、日本が戦争に負けて、いささかなりとも申し訳ないという気持ちになってしまうのだが……。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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