2010年6月10日木曜日

高速増殖炉もんじゅの運転再開と中国人民解放軍海軍の活動

 2010年5月6日に高速増殖炉もんじゅの運転が再開された。
 単なる偶然かもしれないが、どうして、この時期なのだろうかという疑問を抱いた。
 人工衛星を打ち上げる技術は核ミサイルに応用できる。日本はこれに関しては充分な技術を備えているといえよう。
 そこへ、高速増殖炉もんじゅによって、すでに備蓄しているプルトニウム以上のプルトニウムが手に入れられることをはっきりと示すことになる。
 これは人民解放軍に対する婉曲(えんきょく)的な威嚇(いかく)となる。

 最近の人民解放軍海軍の活動を振り返ってみよう。
 4月8日・21日に訓練中の人民解放軍の艦載ヘリコプターが、監視中の海上自衛隊の護衛艦に異常接近している。
 また、13日には、海上自衛隊のP3C哨戒機に人民解放軍の駆逐艦が速射砲の照準を向け、いつでも撃墜できるという姿勢を示した。
 さらには、日本最南端の島である沖ノ鳥島の周囲を中国艦隊が1周したが、中華人民共和国政府は以前から、沖ノ鳥島は島ではなく、岩にすぎず、したがって、沖ノ鳥島を中心とした排他的経済水域exclusive economic zone (EEZ)は認められないと主張している。
 潜水艦によって、沖縄周辺の海底の地形を調査するという、まるで戦争に備えることを堂々と行なっている。

 こうしたことに対して、中華人民共和国をやんわりと威嚇するために、5月6日に核兵器製造に使用可能なプルトニウムができる高速増殖炉もんじゅの運転を再開したと考えたくなったのだが、考えすぎかなあ。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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