2010年6月11日金曜日

女の子が父親にすると、たぶん、まずいんじゃないかなという質問

 小学生に諺(ことわざ)を教えていたときのことだ。四谷大塚という首都圏の中学受験用テキストで説明していた。こうした真面目(まじめ)なものでは、たとえば、「蛙(かえる)の面(つら)にしょんべん」は掲載されておらず(中学受験で出題されることはないので、受験に関しては問題ない)、「蛙の面に水」しか載っていない。
 諺(ことわざ)というよりは俚諺(りげん:民間で言い慣わされている諺)に近いのだろうが、つぎのものも紹介した。

   美人は3日で飽きるが、ブスは3日で慣れる

 この諺(ことわざ)あるいは俚諺(りげん)がそれほどおもしろいとは思わないのだが、小学生たちにバカウケしていた。思い当たる節(ふし)があるようだ。
 すると、ある女子生徒が父親に何日くらいで飽(あ)きたかを訊(き)こうと言った。
 うーん、これはまずいような気がする。
 ちょっとシミュレーションしてみると、こうなるのではないだろうか?

「ねえ、美人は3日で飽きるけど、ブスは3日で慣れるっていうけど、お父さんは何日くらいで飽きた?」

 これは、答えるには辛(つら)い質問だろう。
 まず、お母さんは美人だと主張しようとして、「1日で飽(あ)きた」と答えると「そんなにも早く飽きたの!?」と娘から反感を抱(いだ)かれてしまう。
 かと言って、「まだまだ飽(あ)きていないぞ」と答えると、「お母さんのこと、綺麗(きれい)だと思っていないの!?」となってしまう。

 なお、男子小学生は、お母さんは自分にとって、世界でいちばん大好きな存在なので(中学生になるまで)、上記のような質問をしようとは、はなから考えることがないようだ。
 ま、そうだろうな。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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