日曜日
クロードの生活はすっかり変わってしまいました。いつでも、私たちと一緒だったのに、今では、よく出かけるようになりました。クロードはどこに出かけるの かしら? 私はクロードをつけようとしました。でも、だめでした。見張っていると、クロードはじっとしています。クロードはこう言いたそうです。「どうし てあたしを見るんだい? あたしが家にいることはよくわかっているだろうに」
でも、ほんのちょっと目を離せばおしまいです。クロードはいなくなっています。そんなときは、捜しまわるしかありません。そのくせ、つぎの日には、暖炉の そばに戻っていたりします。クロードは、なにも悪いことはしていないというようすで、私を見つめます。クロードは幻のようです。
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