2013年の3月に、ワールド=ベースボール=クラシック(WBC:World Baseball Classic)の2次ラウンド1組1回戦で台湾代表は惜(お)しいところで日本代表に敗(やぶ)れた。
台湾代表の監督はつぎのように述べた。
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選手は素晴らしいプレーをしてくれた。国際試合で日本の高いレベルに近づきたいと思っていた。尊敬する日本に勝つことこそできなかったが、重圧をかけられた。残念な結果だが、いつか勝つ日が来ることを願っている。反省から学びたい。
---この発言から、台湾代表は日本代表に勝ったことがないと思った人が多いようである。
ところが、1992年のバルセロナ=オリンピックでは、日本代表は台湾代表に、予選リーグで負け、決勝トーナメントで負け、準決勝で負けている。3連敗だ。
そのことは誇ってもよいと思うのだが、当時のオリンピックはアマチュアしか出場していなかったから、それに勝ってもたいしたことはないと考えているらしい。
WBCの日本代表、つまりプロ選手が参加した日本代表に勝ったことがないと考えているようだ。
ある条件下(じょうけんか)で勝ったことよりも、最高レベルでの戦いで負けたことを反省する。こうした国民性を備えた国は、これからも、すこぶる発展するのだろう。
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