2014年2月26日水曜日

ヤマハのピアノ教室の変節

ヤマハのピアノ教室は、昔は、ピアノは3歳から始めないとものにならないと宣伝していた。

ところが、最近は、何歳になってもピアノは始められますと言っている。

少子化もあり、かつ、ピアノをやっても、ほとんどがプロになれないということもあった。投資額に対する見返りが少ないというのは音楽全般に言えることなのだが……。

かつ、ヤマハが秀逸なローンのシステムを構築するまでは、ピアノをしているのはひとつのステータスであった。高価な楽器が購入できる家庭であるということだった。

ところが、ヤマハがローンを設定することで、中流家庭でも購入できるものになった。

なお、日本製のピアノがことごとく黒いのは、木目(もくめ)の汚さを隠すためである。黒くすることによって、廉(やす)いピアノが製作できるようになった。ピアノの高級品には、木目を残すものもあるようである。

さらには、電子ピアノが登場し、今では、数万円もしなくなった。自宅での稽古(けいこ)に電子ピアノでよいとなると、ピアノのお稽古にまつわるステータスがなくなってしまった。

以上のことから、少子化とともに、子どもにピアノを習わせる親が減った。

そこで、生徒を集めるために、ピアノは何歳からでも始められますと宣伝するようになった。

ほかの楽器ができる人が中年になってからピアノを始めても、多少は大丈夫そうだが、音楽の素養がまったくなければ、ものにならない気がする。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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