4万5千円は高いと思うかもしれないが、1日当たりの使用料で考えれば廉(やす)い。30年くらい使うと、1日当たり4円くらいだ。
「一生もの」の愛用品は環境に優しいといえなくもない。
ところで、ものを売りつける際のローンの設定を説明する場合に、よく使われるのが「1日当たり350円」くらいの金額が用いられる。コーヒー1杯くらいなら、なんとかなりそうだと、数字でものを考えることができない人は考えるらしい。
350円×30日=10,500円
もちろん、たいていの場合は、なんともない金額なんだろうけど、「1日当たり350円、つまり、コーヒー1杯分で、〇〇があなたのものに」という惹句(じゃっく)でもなければ購入に踏み切れないような人にとっては、厳(きび)しいものがあるような気がする。
それはともかく、「一生もの」とはいえ、モンブランに関してはちょっと嫌なことがある。
インクが高いのだ。いや、高くなったというべきだろう。以前は、それほどでもなかったのだ。
Amazon.co.jpでブルーブラックのインク50ccが1,680円なのだ。
その前に、自分が高校生になったばかりのときに4万5千円だった万年筆が今では9万円になっている。ほかの商品の物価上昇率から考えると、これはおかしい。それだけでなく、製品そのものに対して、長年のファンは不満を抱いているらしい。
Richemontグループの傘下となってから、おかしくなったようだ。
金儲けに走ると、どうも、おかしくなるようだ。
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