2009年7月14日火曜日

働き蟻(あり)を砂糖の詰まった容器の中に入れたら、怠(なま)けるのか?

 働き蟻(あり)を砂糖の詰まった容器の中に入れたら、果たして、怠けるのであろうか?

 こんな内容のことを、糸井重里がエッセイかなにかで書いていた。このアイデアがおもしろくて、小学生の生徒に、これを試してみて、観察日記を書くように勧めているのだけれど、いまだにだれもやってくれない。
 だれもやってくれないので、以前のことだけど、自分でやってみた。
 翌日、働き蟻は死んでいた。
 再び、試してみた。
 またしても、翌日、働き蟻は死んでいた。

 うーん、どうしてなんだろう?

 潮解(ちょうかい)という現象があり、これは空気中の水分などを物質が取り込んで水溶液となる現象だ。砂糖にも潮解現象があるらしいから、空気中の水分を砂糖が吸収してゆき、容器内の水分を吸収し切り、その後、蟻(あり)の体内の水分まで吸収し、その結果、働き蟻(あり)が死ぬのではないかという可能性を考えたが、わからない
 いろいろと調べたり、勉強したりすればわかるだろうと思っているのだけれど、きっかけがなければ、真相を追究する気にはならない。
 うちの小学生の生徒が、挑戦してみてくれれば、真面目に調べようと考えているのだけれども、だれも、この観察をやってみようとは思ってくれない。



↑これによれば、栄養のあるゲルの中で働き蟻を飼うと本当に働くのは20%くらいだそうだ。「働き蟻の法則」というものによれば、働いている蟻:怠けている蟻の割合は「80:20」(あるいは「90:10」)とされるが、栄養のあるゲルの中で飼うと、「20:80」になるのだから、6割(あるいは7割)が怠けるようになるわけか。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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