2013年4月16日火曜日

所属ゼミをプロフィールに記載する理由:早稲田出身の国会議員

 私立大学では、教員数に対して学生数が多いので、ゼミナール、所謂(いわゆる)ゼミに入れる学生数は限定される。早稲田大学の場合、半分くらいの学生がゼミに入れない所謂(いわゆる)「ゼミなしっ子」になる。

 ゼミなしっ子は、1年生と2年生の成績が悪いか、成績がよかったとしても、人格に問題がありそうだということで、ゼミの面接で落とされたか、そういう学生である。

 半分の学生はゼミに入れない。ということは、ゼミに入っていないということは、真ん中以下の成績であったと考えてよい。この手の連中は就職活動で大いに苦戦する。

 そう考えて、早稲田大学出身の国会議員のプロフィールを読むと、ほとんどの議員は所属ゼミについて書いていない。ということは、ほとんどの議員は、真ん中以下の成績でしかなかったらしいということになる。

 衆議院に関しては、うちの選挙区の隣の選挙区に、菅原一秀(選挙用では「すがわら一秀」という表記を採用している)という国会議員がいるが、彼のウェブサイトには、所属したゼミと何を学んだのかが書かれている。わかる人にはわかるように、勉強ができたということをアピールしているのである。

 一方、国立大学では、学生数に対する教員数が、私立と較べて多いので、だれでもどこかのゼミや研究室に入れるので、その大学の出身者でなければ、あの研究室だから勉強ができたのだろうなどということはわからない。

 しかしながら、私立大学の場合だと、ゼミに入れるのは限られているので、ゼミに入っているというだけで馬鹿ではないということになる。

 ところで、ちょっと前の話だが、立教大学で、ある学生の親が、同じ授業料を払っているのに、うちの子がゼミに入れないのは不公平であると訴(うった)えたそうである。

 全員がゼミに入れるようにすれば、教員数を増やさなければならず、そうなると、授業料は現行よりも3倍以上になるだろう。さらに、だれでもどこかのゼミに入れるとなれば、日本の1流企業の人事部は、この大学では、なんとかという教授のゼミ出身者は能力が低いということを調べあげるので、3倍以上の授業料を払っても、就職の成果は、今と変わらない。そんなことがわからない親が「同じ授業料」というだけで、アホなことを言っていたのである。親子揃(そろ)って馬鹿だったのである。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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