2013年4月30日火曜日

都立高校の自校作成問題の数学が難しすぎた年の3年後の合格先の特徴

東京都立高校の上位校は、自校作成問題で入学試験を実施する。自校作成問題の対象となる科目は英語・数学・国語である。理科・社会は共通問題である。

英語と国語はそれほど極端に難しくはないが、数学はかなり難しくなる。

しかも、出題者が難易度の調整に失敗して、無茶苦茶難しすぎるものを出題してしまうことがある。

たとえば、都立西高等学校の自校作成問題で、受験者平均点が30点くらいという年があった。その3年後の都立西高は、東京大学合格者数が都立日比谷高校よりも多かった。

そういうレベルの高校で、受験者平均点が30点程度の数学の問題を出題すると、その3年後の合格実績に顕著(けんちょ)な特徴(とくちょう)が表(あらわ)れる。

まず、東京工業大学の合格者数が増えるのである。

東京工業大学の数学の問題は、東京大学のものよりも難しい。ひらめきが必要である場合が多い。慶應義塾大学理工学部の数学も難しいが、難しすぎて差がつきにくいので、結局、英語勝負となっている。

自校作成問題の受験者平均点が30点くらいのときに、90点以上で稼ぎ逃げして合格した者は、だいたい、英語・国語はそれほどでもない場合が多い。となると、数学ができなくては話にならないが、英語・国語のバランスが悪すぎると合格しづらい東京大学・京都大学とは相性が悪い。

その結果、東京工業大学の合格者が多くなる。ついでに数学と物理などで満点あるいはそれに準ずる得点をあげて稼(かせ)ぎ逃げして東京大学に合格する者も増える。

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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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