2013年2月27日水曜日

成人式の数日後に高学歴限定で小学校の同窓会を行なった人々が近所にいた。

 数年前の話である。

 成人式後に、同じ小学校出身者で2次会を行なった。懐かしくて、楽しかったそうである。

 その生徒(当校には大学生の生徒もいる)に、後日、メールが届いた。

---
 今度(このたび)、◯◯小学校出身者で、中高一貫校に進学して、東京六大学や旧帝国大学や旧国立大学1期校(実質的に、東京工業大学・一橋大学のみ)に通う者に限定した呑(の)み会を開くので、参加願いたい。
---

 公立中学校・都立高等学校に進学して、高校を中退したり、その時点で働いている人や、なんだかわからない大学に通っている人がいたりすると、気を遣(つか)わざるをえず、のびのびと話ができないから、高学歴限定の呑(の)み会を催(もよお)すことにしたのだという。

 中高一貫の私立に通って、それなりに難関の大学に進学している者だと、世帯収入なども近いので、服装などにかける金額に大きな隔(へだ)たりもない。

 将来の職業について語る場合も、似たレベルの大学だと、気楽に話ができる。しかし、逆立ちしたって総合商社に採用されるわけがない人の前で、総合商社に採用されるようにと、こんな努力をしているなんてことは話せない。

 また、帝京大学や日本大学生産工学部の英語の授業は中学3年生以下のレベルらしいなんてことも言えない。

 さて、高学歴限定の小学校の同窓会に参加したうちの生徒によれば、変に気を遣(つか)わなくてよかったので、ものすごく楽しかったという。

 この話を当校の中学生・高校生にしたところ、強い不快感を示した生徒と、そりゃあ、そうだろうなと納得した生徒とのふたつに別れた。

 また、慶應義塾大学法学部出身の知り合いにこの話をしたところ、「そんなことをしたら、俺(おれ)の場合、ひとりぼっちの同窓会になってしまう」と言った。

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

人気の投稿

pageTacker

フォロワー

StatCounter

ashi@