2013年2月5日火曜日

どういうわけか、奴隷あるいは奴隷的身分だった人々は足を使いたがる傾向にあるようだ。

 2013年1月31日付けの記事で、日本人は骨盤(こつばん)が後ろに傾(かたむ)いているので、世界的に見て、異常なまでに足を上げたがらない民族であるということを述べた。

 目立つところだけでしか考えていないが、奴隷(どれい)や、あるいは奴隷に準(じゅん)ずる身分であった民族などは、足を多用するようである。


 アイルランドは、実質的にイングランドの植民地であった。1946年にアイルランド侵攻がオリバー=クロムウェルによって行なわれて以来、ほぼ植民地であった。


 アイリッシュ=ダンスIrish danceには足だけで踊るダンスがある。踊りによっては、足だけで、手をまったく動かさないものもある。なお、このような踊りが発達した理由として、遊んでいるとイングランド人に叱(しか)られるため、窓の外からは踊っているのがわからないようにするために、足だけの踊りが発達したと説明されている。しかし、なんとなく、足を使うのが好きだったんじゃないかと思う。


 ブラジルの黒人の間で生まれたのが、カポエイラcapoeiraである。格闘技舞踏という名称があるくらいに舞踏なのか格闘技なのかよくわからないものだが、兎に角(とにかく)、足を多用する。


 サンバsambaにしても、足を多用する。


 タップ=ダンスtap danceはアメリカ合衆国南部の黒人によって編み出されたものである。


 琉球舞踊(りゅうきゅうぶよう)も、日本舞踊と較べれば、太腿(ふともも)が水平になるくらいに脚(あし)を上げるようである。

 なぜ、虐(しいた)げられた人々が足を使いたがるのか、私にはわからない。


 柔道には多彩(たさい)な足技があるではないかという反論があるだろうが、講道館柔道(こうどうかんじゅうどう)は嘉納治五郎(かのうじごろう)の趣味で作られたものであって、伝統的・日本的なものではない。


 講道館柔道は、寝技(ねわざ)と関節技(かんせつわざ)を中心とする高専柔道(こうせんじゅうどう)には歯が立たなかった。講道館柔道側は負けると、高専柔道に対して「卑怯者(ひきょうもの)!」などの罵声(ばせい)を浴(あ)びせたこともあったそうだ。

 嘉納治五郎は柔術を「柔道」という名のスポーツにしたかっただけなのだろう。そして、オリンピック競技になって、更(さら)にスポーツ化した。


 いずれにしろ、虐げられた人々が足を多用するのが、私には不思議なのである。

 以下の動画は、アイルランドの「足踊(あしおど)り」である。見る分には、嫌いじゃないけれども、日本人の骨格(こっかく)に合っていないから、習いたいとは思わない。

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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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