2014年5月28日水曜日

水無月(みなづき)・神無月(かんなづき)の「無」の意味を勘違いしている人が多い。

水無月(みなづき)・神無月(かんなづき)の「無(な)」の意味を勘違いしている人が多い。

水無月は旧暦の6月で、神無月は旧暦の10月のことである。

「AなB」は現代語で「AのB」という意味である。

つまり、「水無月」は「水の月」であり、「神無月」は「神の月」の意味である。

つぎの「な」と意味は共通する。

眦(まじり)を上げる
眼差(まざ)し

なお、「ま」は「目」のことである。「帽子を目深(まぶか)に被(かぶ)る」の「ま」と同じである。

また、渡辺(わたべ)という地名・人名の「わた」は、「海」のことで、渡部(わたのべ)から転じた職業や渡し場を意味する。渡辺は「海の辺」という意味である。ちなみに戦没学徒兵の遺書を集めた『きけ わだつみのこえ』の「わだつみ」は「海の神」の意味で、元々は「海(わた)の霊(み)」だった。

渡辺姓の起源は、大阪市中央区九太郎町四丁目渡辺3号にある坐摩神社(いかすりじんじゃ:ざまじんじゃ)であるが、この神社のあった場所は、昔は、淀川の河口近くの湿地帯だったようである。

古語の「な」の意味を知るだけで、いろんなことが見えてくる。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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