アメリカ軍の弾薬が最も多く保管されているのが、沖縄だ。本土(ハワイ州・アラスカ州などを除く)には、それほど弾薬は保管されていない。当然といえば当然であるが、アメリカ合衆国は本土で対外戦争をしたことがない(独立戦争を除く)。
最近では、アフガニスタンに展開したり、イラクに戦争をふっかけたり、湾岸戦争を起こしたり、1970年前後だとベトナム戦争を遂行(すいこう)したりである。
弾薬が必要になるのは、中東であり、東南アジアである。本土に弾薬を保管するよりは、日本の沖縄に保管するほうが、理に適(かな)っている。
日本とアメリカ合衆国とが、日本の近くにあるよその国と戦争状態になった場合、アメリカ軍や自衛隊の駆逐艦や基地などを急襲すると同時に、ほかにどこかにミサイルを飛ばすかを考えると、兵力に余裕があればということになるが、当然、弾薬庫を標的にするはずだ(弾薬庫も基地の一部だが)。
駆逐艦や戦闘機があっても、弾薬・ミサイルなどがなければ、補給が完了するまでは、有効な攻撃ができない。
ハワイあたりから弾薬を補給するとしても、うまい具合に嘉手納弾薬庫にミサイルを落としておけば、数日は弾薬なしの状態になる。
以上のことから、たとえば、定年退職してから、沖縄で暮らすなどということは、怖ろしくて、とてもじゃないが、自分にはできない。
ところが、アメリカ軍も、私が思いつくようなことは充分に想定しており、たいした迎撃システムを構築しているらしい。となると、人口密集地である東京23区で暮らすよりも、もしかすると、嘉手納基地の近所で暮らすほうが、よっぽど安全かもしれない。だけど、騒音がなあ。
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