2012年8月21日火曜日

韓流ドラマを補助金つきで放送させたら、コンビニエンス=ストア=チェーンの本部が儲(もう)かったらしい。


 韓国の国家ブランド委員会が、補助金つきで韓流ドラマを売り込んだところ、それに対して東京キー局(フジテレビ)が、ドラマの質ならびに視聴者の感情などを考えもせずに、飛びついた。補助金つきで、制作費がかからず、スポンサー料は従来のままだと、大儲(おうもう)けができるということになる。

 ところが、番組の提供者(スポンサー)に対して不買運動が起こった。

 不買運動の標的のひとつが花王であった。

 ウェブ上だけで展開される花王製品不買運動なんてものは、世間一般の人は知らないだろうと思っていたが(実際、私の知る限りでは、ウェブに接続していない人はだれも知らなかった)、着実に国内での売り上げが下がり、それなりの損害を蒙(こうむ)ったようだ。

 そうなると、巻き返さなければならない。

 ところで、缶コーヒーの売り上げは何できまるのだろうか? 味だろうか? それとも、宣伝量か? じつは、缶コーヒーの売り上げは、自動販売機の台数と強い相関関係がある。

 ちょっと考えてみればわかるが、「サントリーのBOSSのカフェ=オ=レ以外は飲まない」という強い拘(こだわ)りをもっている者は滅多(めった)にいない。コンビニエンス=ストアや自動販売機で売っているものを、なんとなく買うのである。

 花王が売り上げを増やす方法は限定される。花王製品は自動販売機では売っていない。となると、スーパーマーケットやコンビニエンス=ストアでの売り場専有面積を増やすしかない。

 スーパーマーケットではどうなのかは知らないが、うちの近所の複数のコンビニエンス=ストアでは、この頃、花王製品が占める棚(たな)の面積が増えた。

 以前は、ライオンの「トップNANOX(ナノックス)」という液体洗剤を買っていたのだが、それがなくなり、花王製品になった。私はあまり拘(こだわ)りがないので、花王製品の「アタックNeo抗菌(こうきん)EXパワー」を買っている。

 さて、花王製品のコンビニエンス=ストアでの売り場専有面積(せんゆうめんせき)が最近になって急に増えたということは、それなりのリベートを営業マンが出したのだろう。この場合のリベートは、売上割戻(うりあげわりもどし)ではなく、仕入割戻(しいれわりもどし)だろう。コンビニエンス=ストアでは、売れ残り商品を5割引きなどで売っているから、チェーン店の買い取りとなっているはずだ。

 ということは、コンビニエンス=ストアのチェーンの本部だけが、仕入割戻(しいれわりもどし)というリベートで儲(もう)けているわけだ。

 そうなると、ライオンの売り上げが下がってしまう。利益が下がれば、株主総会で批難されてしまう。対抗策として、花王よりもよい条件のリベートでお店の棚(たな)の専有面積を確保しなければならない。

 花王対ライオンのリベート合戦(がっせん)が始まるわけだ。

 韓国の国家ブランド委員会のせいで、ライオンが苦労するのは、可哀(かわい)そうに思ってしまう。

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自己紹介

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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