総合大学、つまり、ひととおりの学部がそろっている大学の中では、東京大学の学生の平均身長がいちばん高いという資料を目にしたことがある。
総合大学にかぎらなければ、体育大学の学生の平均身長が高くなりそうだが、これは、学問が中心の大学とはいいかねるので、除外する。
総合大学以外では、医科大学の平均身長が高そうだ。
以前、人間工学ergonomicsに関係する翻訳に関わったときに、その分野の関連書籍を読み込むという作業をした。大学教授の中には、自分が所属する大学の学生のデータで論文などを執筆している者がいるのだが、驚くべき事実に出くわした。
早稲田大学理工学部の学生の平均身長は、比較的学生数の多い、別のある大学のある学部の学生の平均身長よりも、6センチメートル以上、高かった(曖昧な記憶なので、もしかすると10センチメートルくらいかもしれない)。ちなみに、駿台予備学校の全国判定模試の場合、早稲田大学理工学部は、偏差値62から64であり、くだんの大学のある学部の偏差値は、42から53であった。
平均身長が6センチメートル違うというのは、いってみれば、民族が違うどころではなく、人種が違うくらいの差である。
ちなみに、うちで運営している学習塾・予備校で非常勤講師をしていた早稲田大学理工学部数学科の大学院生は、身長172センチメートルで、学部内では、自分よりも身長の低い男子学生を見たことがないと言っていた。
私自身は、身長が167センチメートルから168センチメートルだが、早稲田大学第一文学部在学中に自分よりも明らかに身長が低い男子学生は2人しか記憶にない。
身長と学力にいくらかの相関関係が見られる理由については学力と身長の関係(その2)を参照のこと。
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