2010年12月16日木曜日

最近の当校の事例(小学5年生)

 最近の事例を紹介しようと思う。まずは、年齢の低い学年から紹介しよう。

 小学5年生のうち、1人が大原予備校が実施している都立中高一貫教育校の模擬試験、第2回小5プレそっくりテスト(12月5日実施)を、2人が四谷大塚の全国統一小学生テスト(11月3日)を受験した。こうした試験への対策をすることで時間を無駄にはしたくないので、特段の対策はしていない。

 都立中高一貫教育校の模擬試験を受けた生徒は「合格確率80%以上」という結果であった。適性検査が3つあり、そのうちのひとつは合格目標点が47点であるところを71点であった。残りの2つも、目標点を軽く上回るものであった。

 四谷大塚の全国統一小学生テストを受けた生徒では、ひとりが算数の偏差値が77.0であった。
 この点に関しては、もともと本人の数理感覚が優れていることと、当校では、しつこい復習はさせずに、どんどん先に進ませていることが理由として挙げられるだろう。5年生の現時点で、四谷大塚のテキストの「予習シリーズ 6年 算数 上」を終わるくらいである。来年の7月までの分を済ませているわけだ。
 勉強に関してよくある誤りは、カリキュラム上の当該箇所をひたすら復習して完璧にすることが最善であると考えることである。そうした誤った幻想を抱いている保護者は多いらしく、四谷大塚はそれぞれのテキストに対応した『計算と一行問題集』『演習問題集』『応用問題集』も販売しているくらいだ。作業速度が普通レベルの子どもならば、絶対にこなせい分量だし、余裕でこなせる子どもにとっては時間の無駄であろう。
 余裕があるならば、しつこい復習はせずに、どんどんと先に進むのがよい。そうすれば、高い視点から問題を眺めることができる。大学受験に関しても、大学レベルの内容を学習していれば、大学受験がすこぶる簡単になるのと同じである。

 四谷大塚の全国統一小学生テストを受けたもうひとりの生徒は、2教科合計・3教科合計・4教科合計はみな、偏差値60を軽く超えており、バランスのよい学力を示していた。

 試験結果が出たときに、この3人の生徒が親御さんから言われたのは、「この分野の成績が悪い」だった。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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