まあ、確かに、あの4次元ポケットがあれば、日本が抱(かか)えている問題の相当な部分は解決しそうではあるな。
そのやりとりにつづいて、たとえば、「山田太郎」と「鈴木一郎」の候補者がいる場合に、「山田一郎」と書いたら、その票は2分の1ずつ、「山田太郎」と「鈴木一郎」に分けられるということを話した。
そうしたところ、ある小学生5年生の生徒が、
「たちあがれ、みんなの日本新党」と書いたら、どうなるんですか?
と訊(き)いてきた。
うーん、「たちあがれ日本」「みんなの党」「日本新党」にそれぞれ3分の1ずつ、按分(あんぶん)[=案分]されるのだろうか?
そこで、もっとむちゃくちゃなものは考えられないだろうかと検討してみた。
たちあがれ、みんなの日本国民創新党改革社会自由民主共産
これだと、以下の政党に案分された票が入るような気がする。
たちあがれ日本
みんなの党
日本新党
国民新党
日本創新党
新党改革
社民党
自民党
日本共産党
政党のウェブサイトを見たのだが、社民党は、正式名称は「社会民主党」だと思っていたが、「社民党」しかない。
自民党は、「比例代表は、自民党比例候補者名 または、自民党とお書きください」と選挙公報に載せ、ウェブサイトでも、「自民党」を使っていて、機関紙『自由民主』以外では、自由民主ということばは使っていない。
社会民主党と書こうとした人が、「社界民主党」と間違えた場合、民主党にも按分されてしまう可能性があって、それを防ぐために「社民党」で貫いているのではないだろうか? 「自民党」も同じこともかもしれない。「白由民主党」としても、「自由」が「白由」と間違っているので、民主党にいくばくかの票が按分されるかもしれない。
そうなると、「民主党」という政党名は、按分される票をできるかぎりこぞげとるための戦略だと考えられる。これって、ある意味では、相当に卑怯なやりかただろう。小沢一郎あたりの入れ智慧(いれぢえ)かな。
真っ向から勝負しない連中って、あんまり信用できないんだけど。
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