2014年6月22日日曜日

ケーターハム=セブン160 Caterham Seven 160は軽自動車の規格だから、売れないだろうと思っていたが、ちがっていた。

ロータスLotusがセブンやスーパーセブンの生産を中止することにした際、ロータス製品の販売店であったケーターハムCaterhamがセブンの製造販売権を購入した。

そのケーターハムが、スズキ株式会社の660ccのエンジンを搭載し、軽自動車の規格でケーターハム=セブン160 Caterham Seven 160の日本での販売を2014年4月1日から開始した。

車輌価格にオプションをつけて、任意保険まで考えると400万円を軽く超える軽自動車は、売れないだろうと思っていたが、ちがっていた。

2014年3月の初めの時点で、納車は年末まで待たなければならない状態になったという。また、現時点で、年間生産予定の500台分の註文(ちゅうもん)が入っているという。たぶん、英国本国での販売も含めてのことだろうけど。

TPP、すなわち環太平洋経済協定Trans-Pacific Partnershipは、正式名称は、環太平洋戦略的経済連携協定(かんたいへいようせんりゃくてきけいざいれんけいきょうてい)Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreementであるのだが、そのTPPに絡(から)んで、アメリカ合衆国は、日本の軽自動車の規格は障壁(しょうへき)となっているのだから廃止しろと主張しているようである。まあ、以前から軽自動車の規格には文句をつけているけど。

ところが、Caterham Seven 160が日本で成功すれば、軽自動車規格の製品を製造しないアメリカの自動車メーカーの怠慢(たいまん)ということになってしまうのではないだろうか?

日本人がCaterham Seven 160を買いまくれば、アメリカ合衆国に反論できることになる。

ということで、私にはまったく経済的な余裕はないが、余裕があって、ああいう自動車が嫌いではない日本人が、どんどん、Caterham Seven 160を買うとおもしろそうだな。

アメリカの自動車メーカーは、元従業員への年金が高額なため、利益率の低い小型車でさえも製造しづらく、大型車を多く生産しているのだから、逆立ちしても、価格競争力のある軽自動車は製造できないだろう。

それにしても、Caterham Seven 160には、オプションとして、幌(ほろ)・ドア・フロント=シールド・ヒーター・塗装などがある。これまで購入を検討したことがなかったから、ドアとフロント=シールドまでオプションになっているのには、ちょっと驚いた。

おまけに、クーラーのオプションはないらしい。英国の家庭にはクーラーがないのが普通だからかな。

以前、ロンドンが熱波に襲われたときに、老人がつぎからつぎへと亡くなり、一般の日本人には不思議な印象を与えたらしいが、あれは基本的にクーラーがないからである。

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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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