2014年6月4日水曜日

ホンダ=ウイングというエンブレムの元ネタは、ガリア人(フランス人)の翼のついたヘルメットなのではないか?

ホンダのオートバイのタンクなどの両側に、ホンダ=ウイングと呼ばれるエンブレムがついていた。今でもついているものがある。こんなやつだ。












昔は、つぎのような意匠(いしょう)であった。


ずいぶんと以前から、感じているのだが、これはフランスのヘルメット、あるいはガリア人のヘルメットのデザインを元ネタとしているとしたのではなかろうか?










ヘルメットの両側に翼がある点と、オートバイのタンクの両側に翼がある点で、じつによく似ている。

この仮説が正しければ、ホンダ=ウイングは雄鶏の翼ということになり、「空を翔(かけ)るほどに速い」ということにはならない。

フランス人は雄鶏(おんどり)が好きである。フランス人の祖先はガリア人であるとされ、ガリア人の表すラテン語はgallusであるが、これは、同時に雄鶏をも意味する。

それで、フランス人は雄鶏をすこぶる好んでいる。戦うときの雄鶏の勇猛さも好んでいる。

たとえば、フランスのスポーツ用品メーカーであるル=コック=スポルティフLe Coq Sportifの商標は、雄鶏のデザインである。

のみならず、いたるところで、雄鶏を目にする。

ちょっと違うが、フランス語で、ガリア人はGolois(ゴロワ)という。フランスで売れている煙草(たばこ)のひとつが、ゴロワーズGoloisesであるが、これは「女性のガリア人」の複数形である。

移民国家となったフランスでは、ネグロイド(黒人)やイスラム系と、コーカソイド(白人)であるフランス人とを区別するため、コーカソイド系フランス人の民族主義者は、自(みずか)らのことをGoloisと自称(じしょう)する。日本だったら、「うちは大和(やまと)民族の家系ですから」とか言うものかな。

ところで、子どものころ、手塚治虫の漫画『ビッグX(エックス)』のヘルメットの両側に翼があるのを、変なデザインだと感じた。意味不明だった。















手塚治虫もまた、フランスのヘルメットを元ネタにしていたのだろう。

昭和のものには、元ネタがわからなければ、どういうところからそんなものを思いついたんだと感じるものが少なくない。



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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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