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2014年5月6日火曜日

難関小学校の入試問題の特徴のひとつ

5月5日は端午の節句(たんごのせっく)であった。

5月4日には、高級スーパーマーケットでは、菖蒲(しょうぶ)が売れていた。

名門小学校の入学試験では、この手のことがらについての出題がされる。

日本の伝統的な行事を実行しない人々は、つぎのような人々である。

1)帰化したとはいえ、もともとは日本人でない。
2)今でも日本人でない。
3)日本人であっても経済的な余裕のない貧困層(ひんこんそう)である。
4)ただの成金(なりきん)にすぎない。
5)「菖蒲湯」に関しては、左翼系は実施しない。

「菖蒲湯(しょうぶゆ)」の「菖蒲」は「尚武」と音(おん)が同じで、「尚武」は「武(ぶ)を尚(とうと)ぶ」の意味であり、左翼系の思想の持ち主は、菖蒲湯を「尚武」に通じるということで嫌う。

以上のように、日本の伝統行事について幼稚園児に質問することで、名門小学校は、自校にとって、好ましからざる生徒を入れないようにしている。伝統行事をしない、あるいは、やれない家庭の子どもが合格しにくくなるようにしているわけだ。

あからさまな差別とはいえない形で、こんなふうにしている日本は、なかなかおもしろいと言えよう。

日本人は、「不当な差別」は嫌うけれども、それなりの理由のある「区別」は大好きな気がする。

2009年10月19日月曜日

ピーマンの値段が上がらないかと願っている小学生

 当校にはピーマンの値段が上がらないかと願っている小学生がいる。どういうことかと思えば、ピーマンの値段が上がれば、食卓に出る回数が少しは減るそうだ。
 ピーマンに含まれている栄養分などはつぎのとおり。

カロチン
ビタミンC
鉄分
カリウム
食物繊維
クロロフィル

 こうした栄養素であれば、べつにピーマンにこだわらなくてもいいわな。身体を使うと、ピーマンは食べたくなるけど。

2009年7月14日火曜日

働き蟻(あり)を砂糖の詰まった容器の中に入れたら、怠(なま)けるのか?

 働き蟻(あり)を砂糖の詰まった容器の中に入れたら、果たして、怠けるのであろうか?

 こんな内容のことを、糸井重里がエッセイかなにかで書いていた。このアイデアがおもしろくて、小学生の生徒に、これを試してみて、観察日記を書くように勧めているのだけれど、いまだにだれもやってくれない。
 だれもやってくれないので、以前のことだけど、自分でやってみた。
 翌日、働き蟻は死んでいた。
 再び、試してみた。
 またしても、翌日、働き蟻は死んでいた。

 うーん、どうしてなんだろう?

 潮解(ちょうかい)という現象があり、これは空気中の水分などを物質が取り込んで水溶液となる現象だ。砂糖にも潮解現象があるらしいから、空気中の水分を砂糖が吸収してゆき、容器内の水分を吸収し切り、その後、蟻(あり)の体内の水分まで吸収し、その結果、働き蟻(あり)が死ぬのではないかという可能性を考えたが、わからない
 いろいろと調べたり、勉強したりすればわかるだろうと思っているのだけれど、きっかけがなければ、真相を追究する気にはならない。
 うちの小学生の生徒が、挑戦してみてくれれば、真面目に調べようと考えているのだけれども、だれも、この観察をやってみようとは思ってくれない。



↑これによれば、栄養のあるゲルの中で働き蟻を飼うと本当に働くのは20%くらいだそうだ。「働き蟻の法則」というものによれば、働いている蟻:怠けている蟻の割合は「80:20」(あるいは「90:10」)とされるが、栄養のあるゲルの中で飼うと、「20:80」になるのだから、6割(あるいは7割)が怠けるようになるわけか。

2009年5月14日木曜日

「大造じいさんと雁(がん)」:大造じいさんの年齢

 椋鳩十(むくはとじゅう)の「大造じいさんと雁(がん)」に登場する大造じいさんの年齢はいくつかという、どうでもよい問題がある。

 雁狩(がんが)りが行なわれていたころの話だ。残雪と名づけられた雁の棟梁(とうりょう)が登場すると、さっぱり雁が捕れなくなった。大造じいさんは残雪を捕らえようと、智慧をめぐらせるが、いずれも失敗する。智慧(ちえ)較べで、雁に負けるとは、大造は大丈夫か? 2年前に生け捕った雁を囮(おとり)にして雁の群れをおびき寄せ、猟銃で撃とうとするが、そこへ隼(はやぶさ)が雁の群れに襲いかかる。大造じいさんになついていた雁が逃げ遅れる。残雪は仲間を助けようと、隼に闘いを挑む。

 「大造じいさんと雁」は昭和16年「少年倶楽部」11月号に発表された作品である。60年以上も前だ。日中戦争(支那事変)真っ盛りで、真珠湾攻撃の数か月前に発表された作品だ。
 我が身を省みずに、仲間を救おうとするというストーリーには、戦意高揚(せんいこうよう)の匂いがする。こうした点から、この作品を読み解くというのはどうだろうか?
 椋鳩十は考えもしなかったのだろうけど、1941年12月にフライイング=タイガーズ(Flying Tigers 飛虎隊)というアメリカ合衆国義勇軍が投入され、加藤隼戦闘隊と死闘を繰り広げている。

「大造じいさんと雁」 日中戦争          
残雪           加藤隼戦闘隊
隼            フライイング=タイガーズ(アメリカ合衆国義勇軍)

 雁の棟梁の残雪が現実では加藤戦闘隊に相当するところが興味深い。

 で、大造じいさんの年齢についてである。
 小学校の教科書のよっては、前書きの部分が書き改めてあることがあるのだけれど、もとの文章では、大造じいさんは72歳で、残雪との闘いは35、6年前のことだという設定になっている。とすれば、大造じいさんが残雪と関わっていたのは、36歳あたりのことになる。
 これでは、もはや、「じいさん」とは呼べない。「大造にいさん」じゃないかと、以前から考えていた。「大造じいさんと雁(がん)」を読んで、60歳から70歳あたりのじいさんをイメージするのは、誤りであると考えていた。
 実際、挿絵(さしえ)には、60歳以上の老年には見えないものが多い。
 やはり、36歳程度の設定なのであろう。

 しかし、気にかかることがある。物語の中で、終始、「大造じいさん」と呼んでいる点である。それだけではない。単に「じいさん」としているところが、18箇所もある。「若き日の大造じいさん」のつもりなのだろうが、かなりの小学生は、本当に「じいさん」だと思ってしまう。

 そんなことを思っていたのであるが、新しい意見があった。大造じいさんの話を元に、作者の椋鳩十が、新たに、作り直したものだと考えるものである。

「わたしは、その折(おり)の話を土台として、この物語を書いてみました」

 と、前書きにある。実際の話は、あくまでも土台なのであるから、「大造じいさんと雁」で、残雪と闘う大造じいさんは、老人でもよいとする考えである。

 自分は、ずっと、大造さんが35歳前後のときの話だと思っていたんだがな。ま、椋鳩十自身、あまり、細かいことは考えないで執筆したのだろうけど。



自己紹介

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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