2013年10月5日土曜日

矢筒に矢を入れて、弓を持ち歩いても、銃刀法違反にはならない。

矢を入れた矢筒(やづつ)を背負って、弓を持ち歩いても、銃刀法違反にはならない。その気になれば、殺人さえできる道具を持ち歩いても、銃刀法違反にならないのである。

包丁でさえ、剥(む)き出しの状態で持ち歩けば銃刀法違反になる。

弓矢で強盗を働いたり、殺人を犯したりした人が、今までいなかったのが理由であるようだ。

弓道に取り組む人間は、そのあたりの倫理観がしっかりしているのだろう。

国民皆兵制(こくみんかいへいせい)、つまり、全員が、いわば、いざとなれば兵士になる制度のスイスでは、成年男子全員に、銃と数発の銃弾が配布されている。知り合いのスイス人に、その銃で強盗をしたりする人はいないのかと訊(き)いたら、たまに自殺に使用する人はいるけど、犯罪に使う人はいないと言っていた。

一方、2008年の秋葉原通り魔事件で、ダガー=ナイフを使って、つぎからつぎへと殺害したことがあったので、ダガー=ナイフは禁止された。その影響で、牡蠣(かき)の貝柱を切断してこじ開けるための加工用の牡蠣剥(かきむ)きナイフや養蜂(ようほう)で蜜蓋(みつがい)の切除に使う蜜刀(みっとう)も禁止となった。

悪用する人がいると、禁止になるが、悪用する人がいなければ、禁止にならないようだ。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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