2013年12月22日日曜日

アマンディーヌ あるいは2つの庭(9/18)

日曜日

  思っていたとおりでした。3か月くらい、いなくなっていたカミシャに会ったばかりです。とても変わっていました。今朝、いつもよりも早く起きました。庭の 散歩道をゆっくり歩いているクロードが窓から見えました。クロードは死んだ野鼠をくわえていました。でも、不思議なことに、おかあさん鳥が雛に取り巻かれ て歩くときみたいに、クロードがのどを鳴らしたんです。そんなときには雛がすぐ現れるものです。雛が現れました。4本足の太った赤毛の雛です。目の縁が白 いので、すぐにカミシャだとわかりました。とてもたくましくなっていました。野鼠を前足で何度かさわりながら、クロードのまわりをカミシャ動きまわりまし た。すると、クロードはカミシャが野鼠をつかまえられないように自分の頭を高く持ち上げました。それから、野鼠を落としました。カミシャはすばやく野鼠を 捕らえましたが、すぐには食べたりはしないで、野鼠をくわえて、繁みの中に隠れてしまいました。カミシャが野生化しているのではないかと心配になりまし た。カミシャは塀の向こうで、おかあさん猫以外のだれとも会わないで育てられたんです。


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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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