2013年12月7日土曜日

「中華民国」「中華人民共和国」の名称は、支那の伝統に反している。

支那大陸の国家は、伝統的に、一文字の国号を使用する。

夏(か)・殷(いん)・周(しゅう)・秦(しん)・漢(かん)・晋(しん)・隋(ずい)・唐(とう)・遼(りょう)・宋(そう)・金(きん)・元(げん)・明(みん)・清(しん)という具合いである。一文字名の王朝だけれども、同じ名前の王朝がある場合にのみ、区別するために、東西南北前後のいずれかの文字を王朝名の前に置くことはあるが、基本は一文字名である。

そして、支那大陸周辺にある、支那が一方的に野蛮と認定した国家には、二文字の国号を与える。たとえば、「朝鮮」「匈奴(きょうど)」「蒙古(もうこ=モンゴル)」「新疆(しんきょう=東トルキスタン)」などである。

日本はというと、支那文化圏には入っていなかったので、当初は「倭(わ)」という一文字名であった。7世紀あたりに、支那文化圏とは、もともと、別のものだということで、敢(あ)えて「日本」という国号を採用し、支那大陸の「皇帝」に対抗するために「天皇」という称号を使用し始めた。

なお、こうした点に関して、同じ漢字を使うということから、ヨーロッパの歴史学者は日本を東アジア文化圏に属するものだと、当初は考えていたが、調べれば調べるほど、支那や朝鮮とはまったく違う文化圏を形成しているということで、日本を世界8大文明のひとつとする歴史学者が英国には多く存在する。

一国だけの文明圏というのは、日本しかない。

さて、支那の王朝は一文字の国号で、周辺の野蛮国は二文字の国号であった。

ということは、「中華民国」という四文字の国号は、普通の野蛮国の2倍は野蛮ということになる。
さらには、「中華人民共和国」となると、七文字だから、3.5倍は野蛮な国ということになる。

また、王朝名は一文字であるという伝統を捨てた時点で、支那大陸の国家は、すべてをリセットしたことになるのではないだろうか?

あながち、間違っていないような気がする。 

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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