2014年2月27日木曜日

なんでも「崩(くず)す」日本文化(その1):「織部焼(おりべやき)」

日本人は、なんでもかんでも「崩(くず)す」のが好きなようである。

西洋の食器には、円形の皿しかなかった。

ところが、有田焼(ありたやき)を大量に日本からオランダを通じて輸入したところ、なかには、円形ではない皿があった。

すると、ヨーロッパでも、円形以外の皿が作られるようになった。いわゆるジャポニスム、フランス語でjaponisme、あえて訳せば「日本趣味」である。

日本人は、子どものときから、さまざまな形状の皿を使っているので、円形以外の皿を最初に使い始めたのが日本だという意識を持たない。

というか、そもそも、円形以外の皿が、型を「崩した」ものだという意識もない。

その最たるものが、織部焼(おりべやき)である。

歪(ゆが)んだ茶碗である。

日本人って、こういうのが好きなんだなあ。

なお、以下は私が日常で、使用している織部焼の茶碗である。





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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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