2014年2月13日木曜日

地獄の戦場

大東亜戦争では、太平洋戦線にいるアメリカ兵にとっては地獄だった。

アメリカ合衆国の自動小銃は弾丸が小さい。弾丸が大きいと自動小銃にはできなかった。

また、殺害するほどではない小さい弾丸は、戦場においては、ある意味、合理的である。

死んでいないが、撃たれた兵士がいれば、その兵士を救護する者と、その兵士の荷物を運ぶ者が必要になる。撃たれた兵士を含めれば、合計で3名、戦力からいなくなる。

これは、地雷と同じ発想である。地雷を踏(ふ)んでも、大人の男性は死なない。片足が吹っ飛ぶだけである。しかし、自動小銃同様に、合計で3名が戦力から削(けず)られる。

当時、帝国陸軍は、アメリカの自動小銃などの銃弾の小さいものを「人道的(じんどうてき)」兵器と呼んだ。1発の銃弾で殺害することはないからである。

一方、帝国陸軍が使用していた銃は、1発で殺害する武器であった。しかも、帝国陸軍の狙撃兵(そげきへい)は正確無比(せいかくむひ)であった。

銃声が1発、聞こえると、確実に、味方のだれかが死ぬ。

これは怖(おそ)ろしい。

沖縄戦で2万人のアメリカ兵が発狂したのも、納得(なっとく)できる。

その一方で、帝国陸軍にとっても、地獄の戦場であった。

食糧もなく、医薬品もない上に、1発、アメリカ軍に撃(う)ち込めば、最低でも10発は撃ち返された。

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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