2014年3月7日金曜日

検索ワードに「ロシア語」が増えていた。

例年、2月から3月には、第2外国語に関して検索する人が増える。大学に合格して、第2外国語を選択しなければならないので、調べる人が増えるようである。

アクセス解析を見たところ、今年は、例年と較(くら)べてロシア語を調べる人が異常に多くなっている。

早稲田大学文学部ロシア語ロシア文化専修(旧・ロシア文学専修)は、超不人気専修なのに、今年(2014年)は、ロシア語のことを調べている人が多くなっている。

ちょっと考えたところ、ロシアで開催されたソチ=オリンピックの影響らしい。

なかでも、女子フィギュア=スケートのロシア人選手のアデリナ=ソトニコワ・ユリア=リプニツカヤ・エレーナ=ラジオノワたちが綺麗(きれい)だからではないかな。

これ以外には、ロシア語を第2外国語として選択することを検討している人が増えている理由が、今のところ、見当たらない。

この逆で、男子フィギュア=スケート金メダリストの羽生結弦(はにゅうゆづる)の影響で日本語の学習を検討している外国人も増えているのだろうな。

2014年3月6日木曜日

大したことだとは思っていないのに、子どもに羨(うらや)ましがれること

大したことだとは思っていないのに、子どもに羨(うらや)ましがられることがある。

その1

Jリーグが開幕した1993年に、川崎ベルディ対横浜マリノスの試合が、まず、5月15日に行なわれ、翌日の5月16日に残りの試合が行われた。

5月16日に、鹿島アントラーズ対名古屋グランパス=エイトの試合を鹿島スタジアム(現・カシマサッカースタジアム)で観戦した。

これはサッカー小僧に羨(うらや)ましがれる。のみならず、近所の店員さんで30歳手前くらいの人にも、それすごいですね、俺(おれ)が幼稚園のときじゃないですかと驚かれたことがある。

ところが、ドイツのクラブ=チームである1FCケルンと日本代表との試合をスタジアムで観戦したとか、王様ペレの引退興行での試合を観戦したとか、このあたりになると若い人には羨(うらや)ましがられない。ピンとこないらしい。

その2

公開後、ずいぶんと経って、新宿の映画館1館だけで『もののけ姫』を公開していた。そして、公開最後の日となった。当時の彼女に誘われて、公開最後の日に、観賞(かんしょう)した。

DVDを何度も何度も観(み)ている『もののけ姫』の大ファンの女の子からすると、劇場で観られたなんていうのは、すこぶる羨ましいという。

その子は、『もののけ姫』の大ファンであり、理想の男性はアシタカだという。

以上のように、長く生きていると、大したことではないことでも羨ましがられるようになるらしい。

2014年3月5日水曜日

なんでも「崩す」日本文化(その2):能管(のうかん)

日本の楽器は不思議なものである。

西洋の楽器は倍音を極めるために、研(と)ぎ澄(す)まされてきた。倍音というのは、基音とされる音の整数倍の周波数の音である。

ところが、和楽器は、噪音(そうおん)という倍音以外の音が多い。いわば、雑音的な音が多いのである。この理由を説明することはできない。日本人の民族性としか言えないらしい。

また、西洋楽器は、倍音を研ぎ澄ましつつ、楽器の役割を細分化した。たとえば、バイオリンとビオラとチェロとコントラバスのようにサイズの違うものを考案した。サキソフォンにしても、アルトサックス・テナーサックス・バリトンサックスなどとサイズの違うものを開発している。

しかしながら、和楽器はさほど進化していないし、機能に応じての細分化もない。

支那から入った龍笛(りゅうてき)はそのままの形であるし、篠笛(しのぶえ)も、ずいぶんと長く同じままである。

さて、なんでも「崩す」日本文化という観点から取り挙(あ)げたいのは、能管(のうかん)である。

能管は、室町時代に能のために考案されたものである。

龍笛を元に、その内部に細い竹の棒を入れることで、能管は独特なものになっている。

能管の音は、一般の人が耳にするのは甲高(かんだか)いものが特徴のひとつである。また、幽霊が登場するときの効果音でも用いられる。

ところが、能管は、旋律(せんりつ=メロディ)も出せなければ、リズムを刻(きざ)むこともできない。

龍笛(りゅうてき)を改変して、わざわざこんなものを作った。

日本人なら、折(おり)にふれて和楽器の音色を耳にしているから、それほど抵抗はないのだろうが、たとえば、西洋音楽しか知らない人間が、能管の音を耳にするとどう感じるのだろうか?

私自身、インドネシアのガムランという音楽を耳にしたとき、まったく馴染(なじ)めなかった。

2014年3月4日火曜日

「元気をもらう」はおかしい表現である。

「元気をもらった」という言い方をする人が多くなっている。

しかし、本来の日本語の表現では「元気が出た」が適切だろう。

どうやら、英語の受動態の影響なのではないかと考えている。

たとえば、「私は感動した」というのは、英語の子ども英語ではI was moved.であるが、これは、直訳としては「私は(心を)動かされた」という意味であり、そこから、「私は感動させられた」となり、自然な日本語としては「私は感動した」となる。

このような西洋語の表現が影響して、「元気をもらった」という言い方が普及(ふきゅう)したような気がする。

2014年3月3日月曜日

ピエール=マルコリーニのオンラインショッピングでガーナ産のカカオを使ったチョコレートが売れ残っていた。

お歳暮などを贈ってくれた人や、お世話になった人に、高級チョコレートを贈ろうと思って、ウェブで調べた。

2月10日あたりだと、「完売しました」というのが多かった。

ところが、日本で大人気のピエール=マルコリーニPierre Marcoliniのオンライン=ショッピングでは、売れ残っているのがあった。ことごとく、ガーナ産のカカオ豆を使ったチョコレートだった。

ちょっとだけ不思議に思った。ピエール=マルコリーニは、カカオ豆の生産農場に直接、足を運び、カカオ豆の品質を確かめてから仕入れている。

だから、品質には問題はないはずである。

私としては、ピエール=マルコリーニが選んだガーナ産のカカオ豆で拵(こしら)えたチョコレートの味には興味がある。

これはどういうことなのかと考えた。

どうやら、ロッテのガーナチョコレートのせいで、ガーナ産のカカオ豆のイメージが悪くなっているのではないかと思った。ロッテのガーナチョコレートは砂糖が60%以上だから、ベルギーの基準ではチョコレートとは呼べないものらしい。

2014年3月2日日曜日

成績が伸びすぎる学習塾・予備校の経営上の難点

経営上の難点はいろいろとある。

1)両親の学歴を軽く超えるの確実になると、退塾させられる生徒が出現する。

とりわけ、女子生徒の場合、経験上、6割はやめさせられる。

東京の東部(大卒率が30%未満や25%未満の地域)にある大手進学塾では、上から2番めのクラスの女子生徒をいちばん上のクラスに上げると、ふっとやめてしまう事例が多発しているので、一般的な基準であるいちばん上の上のクラスの平均点を超えたら上げるは適用せず、女子生徒の場合は、なるべく上のクラスには上げないようにという通達が出されたことがあるくらいである。

2)あまりにも短期間に成績が伸びるので、簡単な仕事なのではないかと思うらしい。

その結果、受講料を値切る親が出現する。

また、勝手に月謝袋の中身を千円や2千円少なくする親も出現する。

プリント作成にかかる作業工数などを説明し、当校のように個別対応型の塾では、プリント作成に関しては、少品種大量生産ではなく、多品種少量生産なので、これでもぎりぎりの受講料なのだと説明しても、一定レベル以上の知的な仕事をしたことがない女性やパソコンを使いこなせない女性は、論理的には多少は理解しても、感情の点では受け入れられないようである。

こうした場合、即座に退塾処分にしている。家庭環境ゆえに伸び代(しろ)が少ないのが判明したからである。

3)口コミが少ない。

あまりにも効率よく成績が上がり、周囲から、「やればものすごくできる子」と思われる。すると、その評価を下げたくないので、こんなすごい塾・予備校に通ったからですとは言いたくなくなる。

ある事例では、偏差値34から、高校3年生の8月から受験勉強を始め、立教大学に合格して、早稲田大学商学部には、0.052差で不合格になった生徒がいる。その生徒が大学生のときに、同じ部活動の後輩に受験で相談を受けても、当校を紹介しなかった。

また、別の事例では、当校入校時に「2」が6個、「3」が3個の成績で、学年順位は134人中110番台だったという生徒がいる。ところが、当校入校後、成績が上がり、周囲から、「どこの塾に通っているの?」と訊かれて、「あなたが通えないくらい遠くの塾よ」と答えた。

4)あまりにも成績の伸びがよすぎるので、はったりをかましているのではないかと疑われる。

私は小学2年生のときに実施された知能指数検査では、時間内にすべてを解き終えた。だから、知能指数は160以上はあった。

そういう人間には見えるけれども、そうでない人には見えないことがある。

その観点から受験校の対策を講じる。

しかしながら、とにかく暗記さえすればよいとような小学校の勉強や中学校の定期試験のための勉強は、受験に関しては無駄が多い。小学校のときにオール5だったのに、中学校で失速し、高等学校で終わってしまった人は、勉強方法を間違えているのだけれども、その間違いに気づいていない。「暗記量が足りなかった」と反省する。

これがわからない人は多い。

2014年3月1日土曜日

「うちの母ちゃんがおばさん化していました」

「うちの母ちゃんがおばさん化していました」とうちの生徒が言った。

今年は、お歳暮をいただいたり、お世話になった人に、1粒1,050円のチョコレートを差し上げた。

その生徒のお母様は大喜びで、「ご夫婦でお分けください」と伝えておいたのに、当然のごとく、ひとりで食べた。

変な誤解をされるといけないので、「お歳暮のお礼ですから、『愛』は一欠片(ひとかけら)も入っていません」との伝言も頼んでおいた。

すると、お母様は、「あら、まあ、減るもんじゃないんだから、少しくらい『愛』が入っていてもいいのにねえ」と言ったという。

そのとき、うちの生徒は、「いかん。うちの母ちゃん、おばさん化している」と思ったという。

自己紹介

自分の写真
和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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