2014年3月4日火曜日

「元気をもらう」はおかしい表現である。

「元気をもらった」という言い方をする人が多くなっている。

しかし、本来の日本語の表現では「元気が出た」が適切だろう。

どうやら、英語の受動態の影響なのではないかと考えている。

たとえば、「私は感動した」というのは、英語の子ども英語ではI was moved.であるが、これは、直訳としては「私は(心を)動かされた」という意味であり、そこから、「私は感動させられた」となり、自然な日本語としては「私は感動した」となる。

このような西洋語の表現が影響して、「元気をもらった」という言い方が普及(ふきゅう)したような気がする。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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