それはともかく、信じているということなので、「サンタさんがいないということを知ったきっかけ」にまつわるおもしろい話はやめておいた。
そのかわり、サンタ=クロースはイギリスではファーザー=クリスマス(Father Christmas)と、フランスではペール=ノエル(Père Nöel)と、オランダではシンタクラース(Sinterklaas)と呼ばれているが、本名(?)は聖ニコラス(Saint Nicholas)であるという話などをしておいた。
すると、男子生徒が、「トナカイはどうして飛べるのか?」と訊いてきた。
困った質問である。考えたこともない。そこで、YouTubeに接続して"flying reindeer"(空飛ぶトナカイ)で検索してみた。Magic Mushrooms & Reindeer(魔法の茸(きのこ)とトナカイ)というタイトルの動画があった。これは使えそうだと、早速、再生して、動画が始まってすぐに、「このように、北極圏で生えている茸を食べるから、飛べるのである」と答えておいた。
「ああ、そうなんだ!」と納得していた。あまりにもあっさりと納得したので、ちょっと拍子抜けした。
そのときの動画がこれである。
もちろん、英語のわかる人が見ればわかることだが、トナカイが飛ぶなどの伝説はベニテングダケによる幻覚作用から生まれたのではないかという説を唱えているものである。
元ネタを日本語で紹介しているサイトを見つけた。詳しくはそこを参照のこと。
英語がわからなければ、まるでamanita muscaria(和名:ベニテングダケ)を食べるからトナカイは空を飛べるのだと説明している動画のように見える。実際、音声を消して眺めてみたが、そう見えなくもない。
ということで、「どうしてトナカイは空を飛べるの?」と訊かれたら、Magic Mushrooms & Reindeer(魔法の茸(きのこ)とトナカイ)のヴィデオを見せて、「北国の魔法の茸を食べているからだよ」と答えればよいだろう。
幼い子どもへのクリスマスの贈り物としては、ここに貼りつけたロバート=サブダRobert Sabudaの飛び出す絵本で決まり。カスタマー=レビュー(顧客による感想)でも、高評価ばかりである。
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