2008年12月29日月曜日

勉強と食事、あるいは頭を使う際に必要な物質(その1)

 勉強に適した食事はある。いわゆるバランスのとれた食事は、適度に運動をし、適度に頭を使うのに適したものであって、脳をよく使う場合には、ある物質の摂取量が少ない場合もある。したがって、そのときの状況に応じて、適切な食事は変わってくる。
 まず、勉強向きの食事については、つぎの書籍がよくできている。

  『菊川怜の頭がよくなるレシピ48』 タツミムック 辰巳出版株式会社
  ISBN4-88641-567-9

「菊川怜の」と書いてあるが、心配しなくてよい。調理・料理監修は、香川栄養学園香友会事業部・㈱豊かな食を拓く会が担当しているからだ。



 書籍については、amazon.co.jpの「商品の説明」と「カスタマーレビュー」を引用する。

 商品の説明
 東大合格のヒミツは食事にあった! 
 東大卒女優・菊川怜が、健康と頭脳に貢献するメニューを大紹介。
 和・洋・中のさまざまなバリエーションで、頭と健康にいい8大栄養素を積極的に使った、手軽でおいしいレシピが満載。

 カスタマーレビュー
 脳に良いとされる8大栄養素をテーマに構成されたレシピ。
 栄養のバランスを重視し、図解つきで理解しやすい。
 取っつきやすく簡単な料理も多いので、外食に偏りやすい独身男性にもお奨め。
 菊川ファンにはエプロン姿や貴重な高校時代のフォトなども見逃せない。

 カスタマーレビューは1件しかなかったのだけれど、簡潔にうまくまとめている。まるで出版社の編集者がしたためたのかと思うくらいにうまい。「菊川ファンにはエプロン姿や貴重な高校時代のフォトなども見逃せない」とあるが、それが目的でこの本を買う人がいるのだろうかと疑問に思うのだが、この手の書籍は、すぐに絶版になってしまうものなのに、7年を経過しても売られ続けているのは、やはり、菊川怜の存在が大きいのかもしれない。
 頭の働きがよくなる食事についての書籍がすぐに絶版になってしまうのには、理由がある。読書家は、読書をするという時点で頭を使っている。だから、このような種類の書籍を読まなくても、いわば賢脳食とでもいうような食事を摂っている。つまり、本をたくさん購入して読書に励むタイプの人間は、脳を使うための食事をすでに実践しているので、こうした類いの本を必要としていないのである。だから、この手の本は売り上げが伸びず、比較的短期間で絶版になってしまうらしいのである。

 HAL496では、入学後3か月くらいを経過した生徒の保護者に、この本を無料配布している。『菊川怜の頭がよくなるレシピ48』を買うまでに、類似の書籍を多数、購入したが、保護者たちから、この本がいちばん使いやすいと評判である。これまでに出版されたもののなかでも、実践しやすいようである。これはよい本であろうと私自身が考えたのは、単に自分がよく食べるものが掲載されていたからである。

『菊川怜の頭がよくなるレシピ48』の最初のほうで「頭がよくなる『賢脳8大栄養素』」が紹介されているので、まずはそれをそのまま引用しよう。

頭の働きに直接関与する4本柱

脳のメカニズムを支える 不飽和脂肪酸

 いわしやさばなどの青魚に多く含まれ、脳の働きを活発にするDHA(ドコサヘキサエン酸)や血液の流れをさらさらにして、目の健康にもいいEPA(エイコサペンタエン酸)、体内でDHAやEPAに変わるαリノレン酸がその代表です。

記憶力を高め、発想力を豊かにする グルタミン酸

 脳内のエネルギー伝達を正常化して、記憶力を高めたり発想力やひらめきを生むアミノ酸の一種。コンブのうま味成分はグルタミン酸によるもの。
 海藻類をはじめ、穀類、豆類、野菜、魚介類などに広く含まれています。

脳の働きをスムーズにする ビタミンC

 知能の向上にも関与すると言われるほど、賢脳によいビタミン。
 風邪などの感染症やさまざまなストレスに対する抵抗力をつけてくれる頼もしい存在でもあります。野菜、果実などに多く含まれています。

集中力を高める カルシウム

 イライラをしずめ、集中力を高めてくれる天然のトランキライザー。
 魚類や豆類、牛乳にはこのカルシウムがたっぷり。特に牛乳にはカルシウムのほかにも、脳の活動を正常に保ってくれるミネラルが豊富です。

脳の活動をサポートするビタミン

思考にスタミナをくれる ビタミンB群

 脳内のエネルギーやタンパク質の代謝を促して、思考レベルを高めてくれる働き者。
 豚肉などの精肉をはじめ、レバーなどの内臓にも豊富。豆類や海苔にも。

学習能力を向上 ビタミンE

 血管を丈夫にしたり、細胞の老化を防ぐだけでなく、学習能力や記憶力の向上にも役立つと言われるビタミン。緑色野菜、穀類、豆類に豊富。

これないとはじまらない、別格の存在

『THE 賢脳王』 レシチン

 脳の約20%(乾燥重量)はレシチンでできていると言われ、脳内では神経伝達物質アセチルコリンに変わって、記憶や情報のやりとりをつかさどる、きわめて基本的で大切な物質、大豆や納豆、豆腐などの加工食品、卵黄などに特に多く含まれています。

脳を動かす唯一の燃料 糖質

 体内で分解され、ブドウ糖に変わるのが糖質。米や芋類に含まれる炭水化物、でんぷんがこれにあたります。実はブドウ糖は脳が使うことができる唯一のエネルギー。だから朝食抜きで頭がよく働かないのも当然。

 以上の内容で、とりわけ重要なのが、レシチンである。次回は、レシチンにまつわる事例などを中心に述べる。
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自己紹介

自分の写真

和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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