2013年2月26日火曜日

ラルフ=ローレンを8割引きで買う方法

 ラルフ=ローレンRalph Laurenのチノ=パンツを新品で8割引きで買う方法について述べよう。私自身は、ラルフ=ローレンの商品が支那製(しなせい)になってからは買わないことにしているから、ここで公開する。但(ただ)し、この方法はおっさん限定であるし、決して人気商品に対しては使えない。

 まず、直営店には行かない。

 足を運ぶべきは、百貨店やデパートである。百貨店やデパートが独自にコーナーを作って扱っている場合は、買い取り制である。

 買い取り制ということは、シーズンが終われば、とりわけ、そのシーズンにだけ販売した商品は、最悪の場合、廃棄(はいき)する。

 つぎに、セールのときに行く。もともと、3割引きや4割引きになっているのは、とにかく、廃棄処分(はいきしょぶん)にするよりは売り切りたいと相手が考えているからである。

 3つ目に、3万円から5万円のジーンズを穿(は)いていく。これは、もしもラルフ=ローレンのチノ=パンツを気に入れば、「気楽に定価で購入するリピーターになる可能性が高い」というメッセージになる。スニーカーも2万円以上のものを履(は)いていく。ラルフ=ローレンの品揃(しなぞろ)えにあるものと同じ商品は、ラルフ=ローレンのポロPOLOよりもちょっぴり高いものを身に着けていく。その場合、ファッションに強い拘(こだわ)りはなさそうな恰好(かっこう)にする。

 4つ目に、フロアーの責任者らしき年配の店員に話しかける。権限のある店員でなければ、更(さら)なる値引きは決められないからである。

 交渉(こうしょう)はつぎのような具合(ぐあ)いである。

 フロアの責任者らしき年配の店員を見つけ、話しかける。

「あのぉ、この歳になって、いつまでもジーンズにスニーカーという恰好(かっこう)というのもなんなので、チノパンを試しに穿(は)いてみたくて、買いにきたんですが……」

 すると店員は、こちらの服装を見て、瞬時に、ラルフ=ローレンの商品を躊躇(ためら)いなく購入できる所得水準であるということを見てとる。そして、チノ=パンツを穿(は)けば、ジーンズよりも楽なので、おっさんなら、ほぼ確実にリピーターになるに違いないと判断する。しかも、デザインなどに対する拘(こだわ)りもなさそうであるから、今シーズンの不人気商品を廉(やす)く売って、穿(は)き心地(ごこち)だけを経験してもらおうと考える。

 ついで、価格を訊(たず)ねる。すると、高級ジーンズを穿(は)いているおっさんに、ラルフ=ローレンのチノ=パンツを気に入ってもらおうと、最初から「6割引き」あたりを提示する。

 そこで、「えっ、チノパンて、(6割引きでも)そんなにするんですか?」と言ってみる。3万円から5万円のジーンズを穿(は)いている奴が、どの口でそんなことを言うんやと、ほっぺたを抓(つね)りたくなるところだ。しかしながら、これは、ファッションに拘(こだわ)りや強い興味がなく、チノ=パンツの相場を知らないということになり、気に入れば、繰り返し購入するタイプであろうというメッセージになる。

 すると商品のよさがわかれば、強烈なリピーターになるにちがいないと考え、かつ、買い取り品ゆえに売れなければシーズン終了後に廃棄するのだからと、さらなる値引きを提示(ていじ)する。その結果、7割引きから8割引きになる。

 チノ=パンツ購入後に、ポロ=シャツなどを検討し、迷っているふうを装(よそお)う。その場合、不人気色のものを手に取る。白と下品な色は人気がない。

 すると、件(くだん)の店員が寄ってきて、6割引きでよいと申し出る。

 そして、こうしたことを、百貨店・デパートでセールの日に繰り返す。だから、ラルフ=ローレンは定価で買ったことがない。

 ユニクロUNIQLOを定価で買う人は本当に金持ちだ。私は13,650円のラルフ=ローレンのチノ=パンツを2,730円で買っているのに、ユニクロ=ユーザーは、2,990円のチノ=パンツを2,990円という高額で買っているのだから。

 以上の話を知ったうちの生徒たちは、ラルフ=ローレンを定価で買うのが馬鹿らしくなるそうで、もともとは生徒のラルフ=ローレンの着用率の高い塾だったのに、ラルフ=ローレンよりもワンランク上の服が増えてきたような気がする。

 不人気なシーズン商品や不人気色を身に着けていると、珍しものを着ているということから、お洒落(しゃれ)さんだと勘違(かんちが)いされることがある。ちょっと困ったことだ。

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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