2013年11月17日日曜日

野球の台湾代表は、日本代表に3連勝したことがある。

野球の台湾代表は、日本代表に3連勝したことがある。しかし、彼らはそのことを自慢しない。

2013年の3月に、ワールド=ベースボール=クラシック(WBC:World Baseball Classic)の2次ラウンド1組1回戦で台湾代表は惜(お)しいところで日本代表に敗(やぶ)れた。

台湾代表の監督はつぎのように述べた。

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選手は素晴らしいプレーをしてくれた。国際試合で日本の高いレベルに近づきたいと思っていた。尊敬する日本に勝つことこそできなかったが、重圧をかけられた。残念な結果だが、いつか勝つ日が来ることを願っている。反省から学びたい。
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この発言から、台湾代表は日本代表に勝ったことがないと思った人が多いようである。

ところが、1992年のバルセロナ=オリンピックでは、日本代表は台湾代表に、予選リーグで負け、決勝トーナメントで負け、準決勝で負けている。3連敗だ。

そのことは誇ってもよいと思うのだが、当時のオリンピックはアマチュアしか出場していなかったから、それに勝ってもたいしたことはないと考えているらしい。

WBCの日本代表、つまりプロ選手が参加した日本代表に勝ったことがないと考えているようだ。

ある条件下(じょうけんか)で勝ったことよりも、最高レベルでの戦いで負けたことを反省する。こうした国民性を備えた国は、これからも、すこぶる発展するのだろう。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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