2012年12月6日木曜日

山本五十六の「五十六」の命名の由来を話したときの当校の生徒の反応

 今年(2012年)12月23日に『聯合艦隊司令長官 山本五十六(れんごうかんたいしれいちょうかん やまもと いそろく)』という映画が公開されるそうである。そこで、山本五十六が「五十六(いそろく)」を命名された由来を話した。これは、有名な話で、たいていの大人であれば、知ってる話であろう。

 親父が56歳のときに生まれた子どもで、名前を考えるのが面倒くさかったらしく、「五十六(いそろく)」となった。

 このことを知った生徒の反応が笑えた。

 よかった。私が男で、父親が熱烈な山本五十六のファンだったら、「三十七(みそしち)」と名づけられていたところだった。

 当時の年齢は数え年だったから、「三十八(みそはち)」になっていたところだと考えるのが正しいと指摘しておいた。

 すると、「俺だったら、『二十七(にそしち)』になっていたところか」とか、「ぼくだったら、『三十三(みそぞう)』になっていたところだ」と盛り上がった。

 ところが、ひとり、しょんぼりしている生徒がいた。自分の父親が何歳のときに自分が生まれたのかわからないから、輪の中に入れないという。

 親の年齢がわからないのは親不孝だと『論語』に書いてあったと記憶している旨(むね)を伝えておいた。

 なお、私の場合は、「三十一(みそかず、または、みそいち)」になっていたところである。

 名前が数字ということで思いつくのは、つぎのとおりくらいかな。

安達二十三(あだちはたぞう):陸軍中将。明治23年生まれということが二十三と命名される。部下が全員釈放されたのを見届けた後、自決。
沖田十三(おきだじゅうぞう):宇宙戦艦ヤマトの艦長
海野十三(うんのじゅうざ):SF作家
斎藤一(さいとうはじめ):新撰組の一員
西一(にしはじめ):アニメ『いなかっぺ大将』の登場人物
兵頭二十八(ひょうどうにそはち):軍事評論家(このペンネームは山本五十六の半分くらいだからということで、二十八(にそはち)としたのではないかな)
直木三十五(なおきさんじゅうご):直木賞の由来となった作家

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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