2013年8月3日土曜日

地頭(じあたま)がよくても勉強しなければならない事例:将棋とオセロ=ゲーム

2013年7月21日投票の参議院議員選挙で上智大学出身の元・フジテレビ社員の参議院議員が落選していた。米長邦雄王将の甥(おい)である米長晴信である。

私は彼と将棋(しょうぎ)を指して、30手くらいで詰まれた。じつは駒の動かし方しか知らなかったのだが、自信満々な態度で、「アマチュアで5段、プロでいえば2段くらいらしいな、俺と勝負しないか」と言ったところ、こいつはできるのかもしれないと彼は勘違(かんちが)いしたようである。

だから、わけのわからない手を打ったが、自信満々で挑(いど)んできたのだから、なにか深い考えたあるのかもしれないと考えたらしい。まったくの素人(しろうと)相手に30手くらいかかったわけだ。こっちが駒の動かし方しか知らないということを知っていれば、20手以下で軽く詰められたであろう。

一方、そのあと、彼とオセロ=ゲームをしたら、64対0のパーフェクト勝ちだった。

将棋指(しょうぎさ)しというものは、形勢が不利になると、熟考(じゅくこう)するのだが、その場合、正坐(せいざ)して、盤面(ばんめん)を見つめる。そういう癖がついているのであろう。オセロ=ゲームをする者は、形勢が不利になっても、正坐(せいざ)はしない。

事(こと)ほど左様(さよう)に、地頭(じあたま)がよくても、きちんと勉強しなければ、勉強した人物にはさっぱり敵(かな)わないということであるとして、ときおり、この話をする。

オセロ=ゲームで初段すら取っていない掃除機先生にパーフェクト負けをするような人が国会議員なのは不安だと言った生徒が少なからずいた。

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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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