2013年8月8日木曜日

オスプレイ反対は多いのに、哨戒機P-1を批判しないのはおかしい。

オスプレイ(V-22Osprey)の配備に反対している人々が哨戒機(しょうかいき)P-1の配備に反対していないのは変だ。

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性能・主要諸元
諸元乗員: 運航要員2名+操作要員11名
全長: 38.0 m (124 ft 8 in)
全高: 12.1 m (39 ft 4 in)
翼幅: 35.4 m(114 ft 8 in)
最大離陸重量: 79,700 kg (176,000 lb)
動力: F7-IHI-10 ターボファンエンジン、60 kN (13,500 lbs) × 4
性能最大速度: 996 km/h (538 ノット)
巡航速度: 833 km/h (450 ノット)
航続距離: 8,000 km (4,320 nmi)
実用上昇限度: 13,520 m (44,200 ft)

武装
空対艦ミサイル、短魚雷、対潜爆弾など9,000 kg 以上
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9,000kg以上の爆弾などを積めるということは、哨戒機というよりは、どう考えても、哨戒機能のついた爆撃機である。ちなみに、第2次世界大戦のときのB29の爆弾最大積載量が9,000kgだった。


深海爆弾、航空爆弾、対艦ミサイルASM-ICやAGM84を搭載、さらにAGM-65マーベリック空対地・空対艦ミサイルを搭載、さらに航空魚雷も搭載している。世界最高の爆撃能力を備えた哨戒機といってよいだろう。

ところが、『朝日新聞』『毎日新聞』『しんぶん赤旗』を見ても、エンジンが故障したとか、爆音に対する懸念(けねん)とか、海上自衛隊厚木航空基地(綾瀬市(あやせし))に配備されたとか、その程度の報道しかなされていない。大々的な反対運動はない。


どうやら、日本の近くの諸国が情報戦を行なうにあたっての金銭をもらなければ、日本の左翼団体は反対運動をしないし、左翼系メディアにしても、批判記事を報道することはないらしい。となると、沖縄の米軍基地やオスプレー配備に対する批判は、どこからから金銭をもらっているからではないかと疑(うたが)ってしまう。


そういえば、ヘリコプター搭載護衛艦(とうさいごえいかん)「いずも」は、航空母艦である上に、広島への原子爆弾投下の日である8月6日に進水式をしている。2度と原爆投下はさせないという決意表明と受け取れなくもない。さらには、装甲巡洋艦「出雲(いずも)」は日本海海戦で活躍しているし、支那事変にも出動している。メディアは大々的に批判して、新聞の発行部数をもっと下げればおもしろいのに……。


日本の左翼団体はどこかから金銭をもらわないと活動しないようである。ちょっとしたデモに個人で参加する人はいるようだが……。


ところで、オスプレー騒動のとき、左翼や左翼系マスコミ以外の日本人の反応はどうであったか。


オスプレーのプラモデルや完成品の模型が売り切れただけだった。

自衛隊や米軍基地への配備でマスメディアが騒ぐと、模型屋が儲(もう)かるという日本人の醒(さ)めた感覚は、傍観(ぼうかん)するには、おもしろい。


↓国内配備機マークのついたオスプレー。垂直尾翼(すいちょくびよく)に 竜 (りゅう)の文字が書いてある。




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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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