2013年8月5日月曜日

「ナイーブnaïve」は「傷つきやすい」という意味ではない。

「ナイーブnaïve /nai:v/」は「傷つきやすい」という意味ではなく、「素朴(そぼく)な」という意味である。素朴な人は傷つきやすい側面があるので、文脈(ぶんみゃく=コンテキスト)から「傷つきやすい」と思った人が多かった。


naïveはフランス語の形容詞naïf /naif/ の女性形である。フランス語では、-ai-は /ɛ/ (エ)と発音するので、/ai/ と読ませたいときには、--と綴(つづ)る。ことばにこだわる英米人はnaïveと綴るが、べつに、naiveとしてもよい。

「傷つきやすい」は、一般の英語ではvulnerable /vʌ'ln(ə)rəbl/である。

ナイーブという語の使い方や綴り方で、その人が一定レベル以上に英語ができるのかどうかがわかる。


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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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