2013年4月12日金曜日

東條英機神社というものがあった。

 ウェブ=サーフィンをしていたら、「東條英機神社(とうじょうひできじんじゃ)」ということばを目にした。

 東郷平八郎を祀る東郷神社はある。乃木希典を祀る乃木神社もある。児玉源太郎を祀る児玉神社もある。

 東條英機神社って、あったっけ?

 それに、東條英機神社とフルネームであるのはおかしい。

 書簡(しょかん)などで相手の名前をフルネームでしたためてよいのは対等な間柄(あいだがら)にかぎられる。

 たとえば、相手の名前が「山田太郎」だとすると、こうなる。

「山田太郎様」「山田太郎君」とするのは、対等な関係の場合である。

 相手が目上であれば、「山田様」としたためる。

 相手が目下であれば「太郎君」とする。

 以上のことを、夏目漱石(なつめそうせき)が書簡で弟子に説教していたのを夏目漱石書簡集で読んだ記憶がある。

 だから、「東條神社」はあったとしてもおかしくないが、「東條英機神社」は、変なのである。

 それで検索(けんさく)してみた。

「インターネット神社」だった。リンク→東條英機神社

「東條英機神社は、現実には存在しません。ここは、仮想空間に存在するインターネット神社です」と書いてあった。

 それにしても、「東條英機神社」は、日本語の常識として、まずい気がする。やはり、「東條神社」でないといけない。たとえば、つぎのように表記すればどうだろうか?

---
東條英機閣下を祀る
  東條神社
---

「東條英機神社」という表記そのものが、東條英機に対する不敬であるように感じてしまう。

 とはいえ、社務所にはお神札(ふだ)がダウンロードdownloadできるようになっていたので、ダウンロードしてみた。なんだかよくわからないマークと東條英機の花押(かおう=日本の昔の署名(しょめい))を背景に、「御祭神東條英機之命」と書いてある。

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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