2013年4月3日水曜日

陸軍の旭日旗がみょうに除外されているのは、陸軍悪玉論のせいらしい。

 帝国陸軍の旭日旗はあんまり売っていない。一方、帝国海軍の旭日旗は、ちょっと探せば、普通に買える。

 調べてみたら、陸軍の旭日旗はここくらいでしか買えないようだ。URLを貼っておこう。

TOSPA トスパ=オンライン=ショップ 旭日旗

 靖国神社のウェブサイトで頒布品(はんぷひん)を見てみたが、帝国海軍の「卓上旭日旗セット」しかなかった。「卓上日の丸セット」はもちろん、「卓上Z旗セット」さえあるのに、陸軍の旭日旗セットはなかった。

 所謂(いわゆる)陸軍悪玉論というのがある。

 支那事変(しなじへん)[=日中戦争]は盧溝橋(ろこうきょう)事件から始まった。支那事変から大東亜戦争[=太平洋戦争]への流れは帝国陸軍が作ったとされる。しかし、それまでの歴史を眺(なが)めると、日本は好戦的な国家ではない。止むに止まれぬ場合にしか戦っていない。

 盧溝橋事件にしても、共産主義インターナショナル[=コミンテルン]を通じてソビエト社会主義共和国連邦から資金と武器を受けた毛沢東率いる、今の人民解放軍(当時の名称は知らない)が、帝国陸軍ならびに、蒋介石率いる国民党軍に発砲(はっぽう)したことから始まった。

 帝国陸軍も国民党軍も、戦闘になるとまずいと思っていたから、ずっと対峙(たいじ)したままだったらしい。

 そこへ、共産主義インターナショナル[=コミンテルン]から資金と武器を供与(きょうよ)された毛沢東一派が帝国陸軍と国民党軍に発砲した。

 帝国陸軍は国民党軍が発砲してきたと思い、国民党軍は帝国陸軍が発砲してきたと思い、戦闘状態になった。発砲してきたのは毛沢東軍なのに。

 支那事変の発端(ほったん)が帝国陸軍にあるということから、陸軍悪玉論があるのだが、これは帝国陸軍のせいではなく、共産主義インターナショナル[=コミンテルン]のせいである。

 陸軍悪玉論が普及(ふきゅう)しており、帝国海軍が立派であったようなイメージがある。

 ところが、ミッドウェー海戦以降の帝国海軍は負けてばかりだった。

 だから、アメリカ合衆国からすれば「帝国海軍、何するものぞ」であった。だから、日本海軍悪玉論をアメリカ合衆国は言い立てることはしなかった。

 しかし、帝国陸軍には酷(ひど)い目に遭(あ)った。

 マッカーサー将軍General McArthurにしても、チェスター=ニミッツChester Nimitz提督にしても、帝国陸軍を史上最強の陸軍と評価している。

 だから、アメリカ合衆国は情報操作によって、帝国陸軍悪玉論を言い立てたらしい。国際極東軍事裁判で、絞首刑にされたのは、ひとりの文官を除けば、9人中8人が陸軍の軍人であったのは、偶然ではない。海軍の軍人で絞首刑になった者はひとりもいない。海軍は糞(くそ)だが、陸軍は怖ろしいと考えた証左(しょうさ)である。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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