2014年1月20日月曜日

『永遠の0(ゼロ)』に関する疑問

『永遠の0(ゼロ)』は、小説も映画も大ヒットしているそうである。

原作の小説を読んでもいなければ、映画も観ていない。

ちょろっと、予告編を観(み)てみた。

『永遠の0(ゼロ)』に登場する宮部久蔵(みやべきゅうぞう)は、天才的な戦闘機乗りだが、海軍一の臆病者だという。どうやら、死にたくないらしい。

ところが、戦闘機乗りは、元来、戦死率が高い。

死を怖(おそ)れるのであれば、戦闘機乗りにならず、たとえば、兵站(へいたん=補給)などを担当する主計科などを選べばいいのにと思ってしまう。

さらには、徴兵忌避(ちょうへいきひ)は、いくらでもできた。

映画の予告編から、子どもが生まれて、生命が惜しくなったのかもしれないと考えたが、戦争末期はどうだったのかは知らないが、特攻隊員に指名されるのは、帝国海軍の場合、次男以下で、妻子のいない者に限られた。それなのに、特攻を志願するのは理解に苦しむ。

映画を観るなり、原作の小説を読むなりしないと、こうした疑問は解決しそうにないので、時間のあるときに、映画を観たり、原作を読んだりしてみようかと思った。

そこで、はたと気づいた。

これは、原作者による罠(わな)なんじゃないか、と。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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