2014年5月10日土曜日

大東亜戦争に関する帝国軍に関するウーエ‐ウエットラー(Franz Uhle-Wettler)の見解

こういう見解もある。

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平成5年6月25日付の産経新聞「ベルリン物語」

ボンの郊外に住むドイツ軍退役将軍ウーレ・ウエットラー氏とインタービューした際、「この事だけは、どうしても日本の読者に伝えて欲しい」と頼まれた。この欄でその要旨(ようし)をお伝えしたい。

ウエットラー氏は北大西洋条約機構(NATO=North Atlantic Treaty Organization)の作戦本部参謀や戦車部隊司令官を歴任したが、戦争史を研究する学者でもある。退役後、太平洋方面(フィリピン、シンガポール)に於ける日本軍の作戦というテーマに特に興味を持った。
「純粋に軍事史的見地から調べた結論から言うと、兵士の訓練度、司令官の質、全ての面で日本軍の優秀さは群(ぐん)を抜いていた。民間人に対する対応も、占領軍であるにも関わらず、実に礼儀に富んだものであった」

ウエットラー氏は、ドイツの新聞(東京発)が戦時中の日本軍の残虐さを強調する為(ため)「余(あま)りにも自分の研究とは違い過ぎる」と、義憤(ぎふん)を感じたというのだ。

「戦争目的(大東亜共栄圏)や敗戦国であるという点から日本軍の残虐行為(ざんぎゃくこうい)が強調されるのでしょうが、純粋に軍事史の具体例として検証した場合、むしろ米軍の方の残虐性(ざんぎゃくせい)が目立つ」 
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この記事の本筋(ほんすじ)は関係ないが、Franz Uhle-Wettlerは、標準ドイツ語の発音では、フランツ=ウーレ-ウエットラーではなく、フランツ=ウーレ‐ヴェットラーではないのか。

ドイツ語は、方言が多く、同じ綴(つづ)りの名前でも発音が違うことが多い。

ドイツの企業にシーメンスSiemens AGという多国籍企業があるが、ズィーメンス=アー=ゲーであるはずであるが、日本では「シーメンス」と呼ぶことが圧倒的多数である。

この点に関して、英語読みをしていると考える場合もあるようだが、違うんじゃないかな。方言を採用した読み方であるようだ。

高等学校の日本史の教科書では「ーメンス」、世界史の教科書では「ーメンス」とされている場合が多数派である。

それはともかく、いろいろと調べたり、書物を紐解(ひもと)いたりすると、日本軍は、実に真面目な軍隊だったという印象がある。戦時国際法に反しないようにと努力していた節(ふし)が窺(うかが)われる。

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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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