2009年6月27日土曜日

木曽三川(きそさんせん)の憶え方

 木曽三川とは、愛知県西部・岐阜県南部にまたがる濃尾平野を流れる3つの河川の総称である。
 西から順に

揖斐川(いびがわ)
長良川(ながらがわ)
木曽川(きそがわ)

である。

 濃尾平野で暮らしている人からすれば、べつにどうということもないが、東京の小学生にとっては、憶えづらい。東京の進学塾の中にはつぎのように憶えようと指導しているところがある。

揖斐川(いびがわ)  イビ
長良川(ながらがわ) ながら
木曽川(きそがわ)  クソをする。

 男子小学生にはインパクトがあって、大いにウケるらしい。
 ところが、これには重大な欠点があった。具体例を挙げよう。

木曽三川のうち、最も西側を流れている川の名前を答えなさい。
答え (×) いびり

木曽三川のうち、最も東側を流れている川の名前を答えなさい。
答え × くそ

 「クソ」はいくらなんでも下品ということで、つぎのようにして教えている。

揖斐川(いびがわ)  イビ
長良川(ながらがわ) ながら
木曽川(きそがわ)  基礎(きそ)練習。

 インパクトがないので、憶えてもらえない。また、低学力の生徒の場合、「いびり川」という誤答は解消されない(だろう)。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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