2009年6月11日木曜日

100人中30番目であるとはどういうことか?

 うちの生徒で、公立中学に通う、勉学意欲に乏しい2年生に訊いてみた。
 「たとえば、大まかに言って、100人中何番目くらいの成績だと、自分は勉強ができると満足できるか?」
 「100人なら、30番目くらいです」

 2006年の資料で、男子の4年生大学進学率が50%で、女子は37%くらいである。大学に進学するのは100人中45人に満たない。100人中30番目ということは、大学進学者のうち、上から3分の2、下から3分の1の位置になる。底辺学部を除いた日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)に進学できない計算になる。日本大学法学部で、100人中14番目くらいでないと苦しい。
 この事実を指摘したところ、思う存分、びっくりしていた。

 また、首都圏の場合、およそ15%は中学受験を通じて、中高一貫校に進学している。その15%全員が勉強が得意というわけではないにしても、小学校から名門私立(雙葉など)に通うきわめて優秀な生徒もいる。となると、100人30番目を目指すとしても、公立中学校では、15%分(つまり15人分)を除いて考えないといけない。すると、大雑把にいって、15人を取り除いた残りの85人のうちで、15番目の成績を収めないと、全体として100人中30番目の成績とはならない。つまり、公立中学校で、100人中17番目か18番目の成績を収めないと、全体として100人中30番目の成績にはならない。この成績でも、日東駒専の看板学部には合格できない。

 数字の取り扱いは相当にいい加減だけれども、まあ、大体、こんなものだというイメージをもつとよいであろう。
 同じように、いい加減な言い方をすると、東京大学は400人に1人、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学に進学できるのは200人に1人である。
 東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・国公立医学部・旧帝国大学など(「など」とつけたのは、神戸大学なんかも一流大学に入るから)、ならびに慶應義塾・下位学部を除いた早稲田に進学できるのは、120人中4人くらいである。
 いかん、当初は、大学受験はたいへんだと述べようと思ったのに、難関大学といっても意外とちょろそうという結論になってしまった。実際のところ、勉強法を間違えなければ、ちょろいんだけど。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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