2009年10月1日木曜日

豚インフルエンザに感染したイスラム教徒は戒律違反になるのであろうか?

 イスラム教では、豚肉食は禁忌(きんき)である。この戒律(かいりつ)はかなり厳格(げんかく)である。
 以前、インドネシアで、味の素を製造する際、発酵菌(はっこうきん)の栄養素を作るにあたり、その過程で触媒(しょくばい)として豚の酵素(こうそ)を使用したということで、現地法人の日本人社長は逮捕されたということがあったくらいだ。
 そこまで厳格なのであるから、豚インフルエンザswine flu / swine influenzaに感染したイスラム教徒は、原理主義ならば、戒律違反になるのではないかと考え、ちょっと調べてみた。
 それに相当する記事は見つけられなかった。
 ちょっと違うが、ユダヤ教でも、豚肉食は禁忌(きんき)である。ユダヤ教を国教とするイスラエルでは、豚インフルエンザを、メキシコ=インフルエンザMexican influenza / Mexican fluと改称したらしい。やっぱり、豚は厭(いや)なんだろうけど、メキシコに失礼じゃないのか? 世界保健機構WHOのように、インフルエンザA(H1N1) influenza A(H1N1)って呼んでやれよと思うな。

 最初に発見された豚インフルエンザの感染の最初の発見例は、1976年2月にニュージャージー州で19歳で死亡した2等兵の検視によるものである。最初の発見例はメキシコだとばかり、思っていた。

 豚インフルエンザについて調べていたら、こんなことがわかった。
 メキシコやアメリカ合衆国で豚インフルエンザが流行した当初、一部のイスラム教徒は、キリスト教徒が受難(じゅなん)に遭(あ)っていると考え、「イスラムこそが、真なる宗教だ」Islam is the true religion of Allah.と、えらそうにしていた。「イスラムこそが、真なる宗教だ」ってのは、普段からそう言っていることだけど、豚インフルエンザに結びつけて、キリスト教徒に神からの天罰(てんばつ)が下(くだ)ったというわけだ。キリスト教が邪教(じゃきょう)であるといわんばかりである。
 豚インフルエンザの流行を宗教的対立に結びつけるというは、一般の日本人には理解できないことだろう。
 ところが、サウジ=アラビアで、メッカへ聖地巡礼の途中で28歳のエジプト人女性が豚インフルエンザに感染し、死亡した。ほかにも、エジプトでは、900人以上の感染者の報告がなされている。
 巡礼中の感染拡大を懸念(けねん)して、大巡礼(だいじゅんれい)「ハッジHajj」の中止を検討するイスラム諸国も多くみられるそうだ。
 天罰が下(くだ)りまくってるじゃん。イスラムこそが、真なる宗教だったんじゃないのか。

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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