2013年7月18日木曜日

この形状はおかしいと思ったが、夢の中の話だったらしい。:『風立ちぬ』

スタジオ=ジブリの『風立ちぬ』の予告編を見たが、ここに登場する飛行機は、プロペラあたりの形状からすると、空冷エンジンではなく、液冷エンジンのはずなのに、ラジエーターがない。それに、空気抵抗を考えると、翼の先のほうの形状も理に叶(かな)っていない。

これはおかしいと指摘したら、うちの男子中学生たちに、たかがアニメで、そんなことは気にしないほうがよいのではないかと言われた。



また、公式ウェブサイトに掲載されている絵でも、翼が曲がっているのだが、これは逆ガル翼というもので、F4UコルセアCorsair(海賊)のようである。F4Uコルセアは、初陣で零式艦上戦闘機を相手にやられまくり、「聖バレンタインの日の虐殺」Saint Valentine's Day Massacreと呼ばれるくらいの敗北を喫(きっ)している。そういうデザインの翼の飛行機が登場するのは、どうにも理解できない。[追記:堀越二郎による設計の九試単座戦闘機には逆ガル翼が採用してありました。失礼]























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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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