2014年3月19日水曜日

映画版『僕の初恋をキミに捧(ささ)ぐ』を、つい、観てしまった。

つい、『僕の初恋をキミに捧(ささ)ぐ』を観てしまった。

レンタルDVDにあった予告編を観て、興味を抱(いだ)いた。本当は、病気と恋愛を重ねる設定は安易(あんい)だと思っているから、好きではないのだけれど。

これは、二十歳(はたち)までの生命の若者と、幼馴染(おさななじ)みの娘との恋物語であるが、最後には若者はなくなってしまう。

2人が口論をしたあとで、若者は娘のいる女子寮近くに足を運び、部屋の窓に小石か何かをぶつける。窓から顔を出した娘に、若者はこう言う。

「月が綺麗(きれい)だからデートしないか?」

これは夏目漱石(なつめそうせき)の逸話(いつわ)に基づくものだろう。

夏目漱石は I love you.の訳し方について、当時の日本人は、そもそも夜に女性と出歩くことがなかったなので、文脈から「月が綺麗ですね」と訳せばいいのだと言った。つまり、月が見える夜に男女が逢(あ)うというのは、当時の日本人の感覚では、それだけで、「愛している」ということになるというのだ。

この夏目漱石の話を元に、「月が綺麗だからデートしないか?」という台詞(せりふ)にしたのだろう。

すると、「月が綺麗だからデートしないか?」は、「君のことが大好きだから、デートしないか?」という意味を含(ふく)むことになる。

ところが、この映画は若い人が観るものらしく、ウェブなどで検索(けんさく)しても、以上のことを指摘しているものは見当たらなかった。

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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