昨日付けの記事で、ガミラス軍の行動パターンには、性格の悪い将校もいないくもないが、ドイツ軍と大日本帝国陸海軍を足したようであると指摘した。
そこで、ふと、思ったのであるが、ガミラス星人のモデルを、別の民族・国民にした場合、どうなるだろうかということを考えてみた。
もしも、ガミラス星人のモデルが蒋介石(しょうかいせき)率(ひき)いる国民党軍だったら
ヤマトに1発、撃たれただけで、蜘蛛(くも)の子を散らすように艦隊が逃げ出す。その後は、民間の輸送船のふりをする。
もしも、ガミラス星人のモデルが毛沢東(もうたくとう)率(ひき)いる共産党軍だったら
山奥(?)に隠れたままで終わる。
もしも、ガミラス星人のモデルがインドネシア駐留のオランダ軍だったら
戦闘開始後、敗走につぐ敗走で、9日目に全面降伏する。
もしも、ガミラス星人のモデルが仏印駐留のフランス軍だったら
「イスカンダル星に行くんですか? どうぞ、どうぞ、お通りください」となる。弾薬よりもワインの貯蔵量が多かったりする。
もしも、ガミラス星人のモデルがアメリカ合衆国軍だったら
ひたすら物量作戦で攻撃してくる。戦略も戦術も作戦もない。単なる物量作戦である。波動砲の存在を知ると、その20倍くらいの威力のものを作り、波動砲のものよりも遙(はる)かに長距離の射程距離のものにする。そして、ヤマトの波動砲の射程距離外から、波動砲以上の威力のある兵器・超弩級(ちょうどきゅう)スーパー=デスラー砲(←「超弩級」の使い方がまちがっているような気がする)でヤマトを撃沈する。もうちょっと、頭を使えよ。
もしも、ガミラス星人のモデルが、英国人だったら
植民星の兵士を前線に展開し、自分たちは後方にしかいない。おまけに、本星の食料不足を補(おぎな)うために、植民星の食糧を奪(うば)い取り、植民星では厖大(ぼうだい)な餓死者(一説には戦死者を含めて350万人)を出す。こんな下衆(げす)な連中とは戦争したくないな。
もしもガミラス星人のモデルがイタリア人だったら
戦争に負けそうになると、革命が起こり、デスラー総統(そうとう)を逆(さか)さ吊(づ)りにして、リンチを加え、挙げ句(あげく)の果(は)ては、殺してしまう。その上で、「いやぁ、地球を攻めたいとは思ったことはないんですが、デスラーの馬鹿野郎に命令されて、しかたなく攻撃していました。われわれは、はじめから地球とは友好関係を築きたいと思っていたんです」と言う。どの口が言うんじゃという結末になる。
もしもガミラス星人のモデルがソビエト社会主義共和国連邦の人民であったなら
第2次世界大戦でソ連はドイツ軍に対して圧倒的に劣勢であった。アメリカ合衆国の大量物量作戦とはちがって、ソ連には、厖大(ぼうだい)な人海戦術しかなかった。ところが、急に、息を吹き返した。アメリカ合衆国が厖大(ぼうだい)な兵器を供与し、莫大(ばくだい)な戦費を貸与したからである。ところが、宇宙戦艦ヤマト対ガミラス星の戦いにあっては、アメリカ合衆国に相当するものがない。1940年の時点で、2億人弱の人口だったソ連は、2000万人以上の犠牲者を出したが、アメリカ合衆国の援助がなければ、ドイツ軍に壊滅状態(かいめつじょうたい)にされていたと考えられる。少なく見積もっても、1億人以上の犠牲者を出していたのではないかな。ということで、貧弱な兵器しかないのに地球に戦争をしかけ、簡単に撃退(げきたい)されて、終わりになる。ヤマトがイスカンダルに行く必要もない。物語は始まりもしない。
以上のことから、宇宙戦艦ヤマトが闘う相手も、日本人的なものを中心として、ドイツ的要素を取り入れつつ、アメリカ的なよい部分とイギリス的なよい部分をちょっぴり入れなければ、物語が成立しないということになるのではないか?
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- 早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。
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