2013年9月22日日曜日

『雨あがる』がYouTubeで視聴できるぞ。

『雨あがる』がYouTubeで視聴できるようになっていた。すぐに削除されるかもしれないが、私はそれを観て、思わず、DVDを買ってしまった。

『雨あがる』では脚本で黒澤明が関わったが、最終的な脚本は仕上げていないし、監督もしていない。その前に亡くなっている。

黒澤明の作品を、少しばかり画質を落としてYouTubeで公開しておけば、DVDやBlu-ray Discの売り上げが増えるのではないかと以前から思っている。

フランスで、著作権のあるものをインターネットで勝手に公開するのを全面的に禁止したところ、著作権のあるコンテンツの売り上げが激減したそうである。知らないものには興味は抱(いだ)かないのであらる。

黒澤明監督の大ファンは既(すで)にDVDなり、Blu-ray Discなりをすべて購入しているのだから、新規の顧客を増やすために、画質を落としたものをウェブ上で公開すれば、作品に感動した者がもうちょっとよい画質で観たいと思い、DVDやBlu-ray Discを購入するだろう。

『雨あがる』は、視聴後、じつに爽(さわ)やかな気分になれる作品だ。

とりわけ、永井和泉守重明(ながいいずみのかみしげあき)という殿様を演じた三船史郎が秀逸(しゅういつ)である。『雨あがる』を観て、すぐさま、三船史郎が大好きになった。演技らしくない演技が素晴らしいのだ。こういうのって、難しいんだよね。

最後のほうで、主人公である三沢伊兵衛門(みさわいえもん)を探して、馬で駆(か)け巡(めぐ)る殿様には心を打たれる。脚本がいいのか、三船史郎がいいのか、ちょっと意見がわかれるかもしれない。

でも、三船史郎は素晴らしいと思っている。とにかく『雨あがる』の三船史郎はいいぞ。だって、この人のせいで、DVDを買っちゃったんだもの。





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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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